「QMA」STORY

QMA」(マジックアカデミーマジアカ・くま・熊)STORY

魔法学校登校日誌 2009年9月9日(水曜日)

・・・学校の下足箱:朝8時すぎ
シャロンとユリが上履きに履き替えている。

シャロン)ユリさん、悪いのだけど、今日は先に教室に行っていただけないかしら?

(ユリ)なんで?

シャロン)職員室に用事があるので、先に行っててください。

(ユリ)わかった。シャロンさん、どうしたんだろう。

シャロンは用事があるので、職員室に行った。レオンが登校してくる。

(ユリ)レオンくんおはよう!

(レオン)うーっす!ユリおはよう。

(ユリ)ねえレオンくん、一緒に教室行こう。

(レオン)いいぞ。少し待ってろよ。

(ユリ)ありがとう。

レオンが靴を履き替えようと、靴箱を開けると・・・。

(レオン)なんだこれ?

(ユリ)レオンくん、どうしたの?

ユリがレオンに近づく。

(レオン)今靴箱開けたら、こんなものが入ってたんだ。(入っていたものをユリに渡す)

(ユリ)封筒?手紙かなぁ?ここで開けちゃおう。

(レオン)それはやめてくれねえか?

(ユリ)ふ〜ん、レオンくんってさ〜、恥ずかしがり屋なんだ。

(レオン)違うって。

(ユリ)じゃあ一緒に行って、誰も見ていないところでこっそり開けちゃおう。靴履き替えた?

(レオン)おう。一緒に行こうぜ。

(ユリ)そうだね。どこ行こうかなぁ?あ、そうだ!屋上に行こう。

(レオン)屋上だったら、あまり人来ないもんな。

・・・数分後:屋上に出る扉の前

(ユリ)レオンくん、外に出よっか。

(レオン)出なくてもいいんじゃないのか?

(ユリ)う〜ん、出なくてもいいかなぁ。じゃあここでさっきの手紙開けちゃおうか。

(レオン)いいぞ。

(ユリ)
じゃあ開けちゃうね。
えっと、なになに・・・「わたしはレオンくんのことが好きです。放課後体育館の裏で待っています。」だって。
これってラブレターじゃない。

(レオン)こんなの書いたやつ、誰だよ〜。

(ユリ)でもね、レオンくんが好きなこと、なかなか言えなくて書いたと思うよ。学校終わってから行こう。

(レオン)どうせ、ただのイタズラじゃないのか?

(ユリ)ううん、そんなことないと思う。わたしもついていってあげる。

(レオン)ホントか?

(ユリ)
ホント。ついていってあげるよ。
あ、もうすぐホームルームの時間だから、一緒に教室行こう。

二人は教室に行ったのであった。