「QMA」STORY
「QMA」(マジックアカデミー・マジアカ・くま・熊)STORY
魔法学校登校日誌 2009年9月17日(木曜日)
・・・教室:放課後
<シャロンとユリが話をしている。>
(シャロン)ユリさん、悪いのだけど、今日は先に帰っていただけないかしら?
(ユリ)どうしたの?
(シャロン)実はこれからわたくし、生徒会の会合に行かないといけないんです。
(ユリ)ふーん、そうなんだ。じゃあわたし、先に帰っとくね。
<シャロンは生徒会の会合に行った。>
(ユリ)うーん、一緒に帰ってくれる人いないかなぁ。あ、そうだ!ルキアさんと一緒に帰ろう。
<ルキアも持ち物をまとめて、帰ろうとしていた。>
(ユリ)ねえルキアさん、一緒に帰らない?
(ルキア)うん、いいよ。一緒に帰ろう。
(ユリ)ありがとう。みんな、また明日ね。それじゃあね、バイバーイ!
<ユリとルキアは教室を後にした。>
・・・学校の下足箱
<ユリとルキアは靴を履き替えている。>
(ユリ)ルキアさん、この後一緒に運動しようよ。
(ルキア)う〜ん、どうしようかなぁ・・・。
(ユリ)今日天気すっごくいいから、運動して汗かいたら気持ちいいと思うんだ。ねえ、一緒にやろうよ〜。
(ルキア)今日の宿題いつやるの?
(ユリ)そんなの帰ってきてから、やればいいじゃない。
(ルキア)実はわたしもね、体動かしたいと思ってたんだ。
(ユリ)じゃあ一緒に行ってくれるってこと?
(ルキア)そうだよ。一緒に行こう。
<ユリとルキアは学生寮に行った。>
・・・学生寮の玄関
(ユリ)じゃあ、すぐに着替えて、ここで待ち合わせね。
(ルキア)うん、わかった。それじゃ、また後でね!
・・・数分後:シャロンとユリの部屋
(ユリ)さてと、荷物置いて着替えよう。そうそう、DS充電しておこう。わたしから誘ってて、ルキアさん待たせると悪いから、早く行こう。
・・・再び学生寮の玄関
(ユリ)ルキアさん、待った?
(ルキア)ううん、わたしも今来たところだよ。
(ユリ)じゃあ行こうか。
(ルキア)どこ行くの?
(ユリ)
公園だよ。あそこだったら、おもいっきり体動かせるから。
わたしとルキアさん、どっちが公園に早く着くか競争しよう!ヨーイ、ドン!
(ルキア)ユリずる〜い!待ってよ〜。
<二人は走って公園に行った。>
・・・再び学校
<シャロンは生徒会の会合を終えて帰ろうとすると、教室の電気が点いているのが気になったので、戻ってきた。>
(シャロン)あら、まだ誰か残っているようですわね。そっと近づいて、びっくりさせちゃいましょう。
<教室の中では、クララがひとり残って勉強していた。そっと近づくシャロン。>
(クララ)えーと、ここがこうだから、えーと・・・。
(シャロン)まだ残っていらしたんですの?
(クララ)キャ、誰〜?あー、びっくりした〜。シャロンさんだったんだ。
(シャロン)びっくりさせちゃって、ごめんなさい。クララさんって、勉強熱心なんですのね。
(クララ)ハイ。勉強するのが、とっても楽しいんです。
(シャロン)(誰かさんが勉強してくれればもっといいのですが・・・)
(クララ)シャロンさん、今何かおっしゃいました?
(シャロン)う、ううん、別に何でもありませんわ。それよりも早く帰らないと・・・。
<教室の前に掛けてある時計は、5時前を指している。>
(クララ)大変、もうそんな時間なんだ。時間経っちゃったんだ。
(シャロン)クララさん、勉強の続きは帰ってからやりましょう。教室の戸締まり、一緒に手伝ってあげますわ。
(クララ)ありがとうございます!シャロンさん悪いのだけど、そっちの窓閉めてください。
(シャロン)わかりましたわ。
(クララ)これで全部閉めましたね。
(シャロン)クララさん、一緒に帰りましょうか。わたくしが教室の鍵閉めます。忘れ物はありませんわね。
(クララ)ハイ、大丈夫です。
(シャロン)教室の鍵はどうしたらいいのかしら?
(クララ)職員室に返すんです。
(シャロン)わたくしとご一緒に教室の鍵返しに行きましょう。
(クララ)ハイ!
<二人は職員室に行った。>
・・・職員室
(シャロン)失礼いたします。
(クララ)失礼します。
(ロマノフ)おや、クララくんにシャロンくん、二人揃ってどうしたのじゃ?
(シャロン)教室の鍵返しに来たんです。
(ロマノフ)勉強熱心なのは良いことじゃが、くれぐれも遅くならぬようにな。
(クララ)ハイ!
(シャロン)教室の鍵返しに来たんです。サツキ先生いらっしゃるかしら?
(アメリア)サツキ先生だったら、もう帰っちゃったわ。わたしが代わりにサツキ先生の机の上に置いといてあげるけど。
(シャロン)仕方ありませんわね。お願いいたします。
(アメリア)オーケー、置いとくわ。二人とも、気を付けて帰りなさいね。
(シャロン)失礼いたしました。
(クララ)失礼しました。
・・・学校の下足箱
<クララとシャロンは靴を履き替えている。>
(シャロン)朝晩めっきり涼しくなりましたね。
(クララ)朝起きて、「寒い」と思うこともありますね。
(シャロン)靴履き替えました?では参りましょうか。
<その後クララとシャロンは話しながら帰った。>
・・・公園:夕方4時半ごろ
<ユリとルキアは、どっちが公園に早く着くか競争している。>
(ルキア)1位いっただきぃ〜!!
(ユリ)うわっ、先越された!
(ルキア)ユリ、先にスタートしたのに、残念だったね。
(ユリ)う゛わたしが負けちゃうなんて。ねぇお願い、もう一回、もう一回、やってよ。お願い!(ルキアの腕を引張る)
(ルキア)も〜、仕方ないなぁ。帰りにもう一回やろう。わたし負けないよ!
(ユリ)望むところだ!
(ルキア)それよりも中に入ろう。
(ユリ)中にランニングコースがあるから、そこを走ろう。
<ユリとルキアは、公園の中に入った。>
(ユリ)ランニングコース、どこだったかなぁ。
(ルキア)あそこに、案内板があるよ。
(ユリ)あ、ホントだ。
<二人は案内板を見ている。>
(ユリ)えーと、今ここだから・・・スタートって、ここなんだ。
(ルキア)わたしトイレに行きたいんだけど、いいかなぁ?
(ユリ)いいけど、実はわたしも行きたかったんだ。
(ルキア)じゃあ、一緒に行こう。
・・・15分後
(ユリ)「スタート」って、ここなんだ。公園の中を一周して、戻ってくるんだ。ちゃんと標識立ってる。早速始めよう。
(ルキア)ダーメ。まずは一緒に準備体操しよう!
(ユリ)そうだね。まずは、ウォーミングアップだよね。
(ルキア)ユリ、わたしと腕組んで。
(ユリ)え、何?もしかして、「空手」の「練習」とか「型」やるんだ。こうかな?
(ルキア)違う!違う!背中伸ばすの!ちゃんとマジメにやってよ!
(ユリ)背中合わせるんだ。わたしの方が少し背が高いんだけど、いいのかなぁ?
(ルキア)今はそんなこと、気にしなくてもいい!今度マジメにやらなかったら、ホントに怒るからね!
(ユリ)・・・はい。ちゃんとマジメにやります。今日のルキアさん、なんか怖いよぉ。
(ルキア)ユリ、今なんか言わなかった?
(ユリ)「今日のルキアさん、なんか怖いなぁ」って・・・、しまった!
(ルキア)ふーん、わたしのこと、そう思ってるんだ。じゃあ帰っちゃおうかなぁ・・・。
(ユリ)帰っちゃヤダよぉ〜。悪かった、わたしが悪かったよ。ごめんなさい。
(ルキア)ユリ、マジメにやらないといけないときと、そうでないときがあるから、考えてからやろうね。やればちゃんとできるはずだよ。
(ユリ)はい。
(ルキア)じゃあ、わたしと腕を組もう。
(ユリ)背中を合わせるんだね。
(ルキア)そうだよ。それじゃ、始めるね。
・・・夕方5時ごろ
<スタートの近くにある大時計が、5時ごろを指している。>
(ユリ)あ、もう5時じゃない。遅くなっちゃったね。
(ルキア)ユリが、ちゃんとマジメに準備体操しないからだよ。
(ユリ)暗くなっちゃうから、すぐに始めよう。ペース守って走ろう!
(ルキア)いいよ!
(ユリ)それじゃ、ヨーイ、スタート!
<二人はランニングコースに走りに行った。>