「QMA」STORY
「QMA」(マジックアカデミー・マジアカ・くま・熊)STORY
魔法学校登校日誌 2009年9月22日(火曜日・休日)
・・・シャロンとユリの部屋:夕方3時ごろ
<シャロンは図書館に行っている。>
(ユリ)
う〜ん、やることないなぁ〜。あ、そうだ!公園に行こう。あそこだったらいっぱい遊べるもんね。
誰かさそって行こうかなあ・・・そういえばアロエちゃんやユウくん、今何しているんだろう・・・。
<アロエに電話してみる。>
(ユリ)
あ、アロエちゃん?今何してるの?
・・・ユウくんも一緒にいるんだ。
ねえ、これから3人で公園に遊びに行かない?
・・・いいの?ありがとう。ユウくんも来るんだ。
じゃあまた後でね。バイバーイ!
・・・
(ユリ)
アロエちゃんもユウくんも来るから、さそってよかった。着替えようっと。
早く行って待っておこう。
・・・学生寮の玄関
(ユリ)アロエちゃんとユウくん、まだかなぁ?あ、来た。
(アロエ)ユリちゃん、ごめんね。待ってくれてたの?
(ユリ)ううん、今来たところ。
(ユウ)ボクもさそってくれてありがとう。
(ユリ)それじゃあ3人で、公園へレッツゴー!
<アロエとユウとユリと3人で、公園に行った。>
・・・公園:夕方4時ごろ
(ユリ)公園に着いたよ!中に入ろう。
(アロエ)ねえユリちゃん、中で何して遊ぶの?
(ユリ)ちゃんと考えているから、早く中に入ろう。
(ユウ)ユリさん、どこに行くの?
(ユリ)前に、草がいっぱい生えているところで遊んだの、覚えてる?そこに行こうと思うんだ。
(アロエ)あ、あたし覚えてるよ。ユウくんと追いかけっこしたんだ。
(ユウ)あの後、アロエちゃん寝ちゃってたね。
(アロエ)ユウく〜ん、恥ずかしいよ〜。
(ユリ)2人とも、お話してないで早く行こう。
・・・10分後
(ユリ)ここ、ここ、ここだったら下が草だから、もしこけちゃっても、大丈夫。
(アロエ)ユリちゃん、こんな広いところで、何して遊ぶの?
(ユリ)
サッカーボール持ってきたから、それで遊ぼう。
ボールを使って、キックの練習をしよう。
まずわたしがやるから、見ててね!
<サッカーボールを地面に置き、ユリが助走をつけて蹴る。>
(ユリ)それじゃ、いっくよー!!
バンッ!ヒューン!
(ユウ)ユリさん、すごーい!
(アロエ)ユリちゃん、遠くの方までボール飛んでいっちゃったよ。
(ユリ)あははは!本気で蹴っちゃった。ボール取ってくるから、ちょっと待ってて。
・・・10分後
(ユリ)はあっ、はあっ、ボール取ってきた。
(アロエ)見つかってよかったね。
(ユリ)見つかってよかったよ。それじゃアロエちゃん、ユウくん、ボールを蹴ってみよう。まずはアロエちゃん。
(アロエ)はーい。
(ユリ)ボールここに置くから、少し後から走って蹴ってみよう。
(アロエ)うん!ユリちゃーん、ここでいいのー?
(ユリ)その辺でいいよー!
(アロエ)はーい。
<ボールに向かって走るアロエ。しかし・・・>
(アロエ)キャッ!
こけっ!どてっ!(途中でつまづいてこけてしまった。)
(ユリ)アロエちゃん、大丈夫?
(ユウ)アロエちゃん!
(アロエ)うん・・・あたし大丈夫だよ!
(ユウ)よかったぁ。ケガしてないんだ。
(ユリ)アロエちゃん、もう1回やろう。
・・・
(ユリ)ユウくん、ボールここに置くから、少し後ろから走って蹴ってみよう!
(ユウ)はーい、ここからでいいのー?
(ユリ)いいよ。わたしが取ってあげるからね。
(ユウ)はーい。
<ユウが走って置いてあるボールを蹴った。ところが・・・>
ヒュッ、バンッ!
(ユリ)痛たたたた。
(アロエ)ユリちゃん、大丈夫?
(ユウ)ユリさん、ごめんなさい!
(ユリ)う、ううん、大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。
<ユウが蹴ったボールが、ユリに直接当たってしまった。>
(アロエ)ユリちゃん、早く帰ろう。
(ユリ)もうちょっと遊んでから帰ろう。
(ユウ)ユリさんにボール当てちゃったから、早く帰りたいなぁ。
(ユリ)わかった。暗くなっちゃう前に帰ろう。
(アロエ)はーい。
(ユウ)ユリさん、ありがとう。
・・・シャロンとユリの部屋:夕方5時半ごろ
<ユリはアロエとユウと3人で公園に遊びに行って、5時すぎに帰ってきた。>
(ユリ)いっぱい遊んだから、汗かいちゃった。お風呂入ろっと。
・・・30分ほどしてシャロンが図書館から帰ってくる。
(シャロン)
ただいま戻りました。ユリさん、いないんですの!
あら、ユリさんお風呂に入っているんですのね。
・・・20分後
(ユリ)あー、気持ちよかったぁ。
(シャロン)ユリさん、今日は何をなさったんですの?
(ユリ)あ、シャロンさん帰ってきてたんだ。お帰りなさい。お風呂だったら、すぐに入れるよ。
(シャロン)あとで入りますわ。それよりもユリさんにお話ししたいことがあるんです。
(ユリ)何?
(シャロン)ご用意ができたら、わたくしのところに来てください。
・・・15分後
(ユリ)シャロンさん、話って何?
(シャロン)お待ちしてましたわ。
(ユリ)もしかしてわたしに「おしおき」なんてこと、ないよね?
(シャロン)おしおきやってほしいんですの?
(ユリ)シャロンさんって、わたしのこといじめるの好きなんだ。
(シャロン)じゃあもっといじめましょうか?
(ユリ)それはイヤ。なんでわたしに、おしおきするの?
(シャロン)ユリさんが悪いですわ。例えば勉強頑張ってないとか。
(ユリ)そうだった。この前は、COMだけにしか勝てなかったから、おしおきされた。
(シャロン)頑張ったら、ちゃんとほめてあげます。
(ユリ)シャロンさんがもし勉強頑張れなかったら、ちゃんとおしおき受けてよね。「おしおき受けたくない」はなしだからね!
(シャロン)確かにそうですわね。わかりました、もしそのようなことがあれば、ちゃんとおしおき受けますわ。お約束いたします。
(ユリ)ところで、何の話?
(シャロン)お話しいたしましょう。先週の木曜日、生徒会の会合が放課後にあったんです。
(ユリ)あ、わたしに「先に帰ってて」って、シャロンさんが言ってた日だね。
(シャロン)そうです。
(ユリ)何の話だったの?
(シャロン)来月行なわれる「体育大会」についてです。
(ユリ)来月「運動会」があるんだ。
(シャロン)実はその、プログラムの中に「応援合戦」があるのですが、ユリさんに内容を考えていただきたいのです。
(ユリ)わたしが考えるんだ。
(シャロン)月末には出さないといけないので、お願いいたしますわ。
(ユリ)別に何でもいいよね?
(シャロン)特にこれといった決まりはありませんから、お願いいたします。それとわたくしたちのクラスは「白組」ですから。
(ユリ)わかった。
<ユリはどんなアイデアを出すのでしょう・・・>