「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2010年1月23日(土曜日)

・・・シャロンとユリの部屋:夕方5時ごろ
ユリが何やら着替えている

(ユリ)えっと、耳をつけて、しっぽつけてと・・・

コンコン

(ユリ)あれ、誰だろう・・・?開いてるよ。

アロエ)ユリちゃん、何してるの?

(ユリ)あ、アロエちゃん!どう?似合ってるでしょう。

アロエ)うん!まるで猫みたいだね。

(ユリ)うにゃあーん!ねえ、アロエちゃんも、わたしと同じようにやってみようよ!

アロエ)あたしはいいよ。

(ユリ)えー、一緒にやろうよ〜。

アロエ)うーん・・・、じゃああたしもやる!

(ユリ)わたしがやってあげるね。

・・・15分後

(ユリ)アロエちゃん、終わったよ。まるで猫みたい。鏡で見てみよう!

アロエ)ホントだ。あたし、猫ちゃんになっちゃった。

(ユリ)アロエちゃん、「猫ごっこ」しよう。

アロエ)ユリちゃん、「猫ごっこ」って、なぁに?

(ユリ)えっとね、そこの大きな段ボール箱の中に入るんだ。わたしが手本をしてあげるね。

そう言うとユリは箱の中に入った。

(ユリ)うにゃあーん!にゃあーん!

アロエ)ユリちゃん、かわいいー。

(ユリ)今度はアロエちゃんの番だよ。

アロエ)はーい。

今度はアロエが箱の中に入った。

アロエ)みゃおーん!

(ユリ)アロエちゃんって、猫だったんだ。

アロエ)ユリちゃんひどーい、あたし猫じゃないよ〜。

シャロン)あら、2人ともカワイイですわね。

(ユリ)どう?似合っているでしょう。わっ、シャロンさん!

シャロン)ユリさん、アロエさんと何やっているんですの?

(ユリ)「何」?って、2人で猫になりきっていたんだ。

シャロンアロエさんは猫じゃありません!やめなさい。

(ユリ)いいこと思いついちゃったぁ。みんなで猫になろう!

そう言いつつユリは、自分がつけている猫耳をシャロンにつけてみる。

(ユリ)ねえアロエちゃん、シャロンさん似合っていると思う?

アロエ)きゃははは。シャロンちゃんカワイイ〜。

シャロン)ちょっとユリさん、やめてくださらない?

(ユリ)シャロンさんに猫になってほしい人、はーい。

ユリとアロエが手を挙げた。

シャロン)わたくしはそんなのするの嫌ですわよ!

(ユリ)2対1でわたしの勝ち〜。

シャロン)はうう〜、わたくしの負けです。わたくしもやりますわ。

(ユリ)今、何って言ったのかなぁ?

シャロン)だ・か・ら〜、わたくしもやります!

(ユリ)そうこなっくっちゃね!

・・・15分後

(ユリ)終わったよ。まるで猫みたい、カワイイ〜。鏡で見てみよう!

シャロン)これがわたくし?!まるで猫のようですわね。

(ユリ)じゃあ今度は、そこの大きな段ボール箱の中に入って。

シャロンが箱の中に入る。

シャロン)こ、こうかしら・・・にゃぁ。

(ユリ)シャロンさん、ダメダメじゃない。わたしがやるから見ててよ!ちょっと貸して。

今度はユリが箱の中に入った。

(ユリ)うにゃあーん!にゃあーん!

アロエ)ユリちゃん、かわいいー。

シャロン)そんなの恥ずかしくてできませんわ。

アロエ)ね〜、シャロンちゃんもやってよ〜。

シャロン)わ、わかりましたわ。こんどはちゃんとやってみますわね。