「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2010年2月15日(月曜日)

6時間目:「社会」

チャイムの音

(エリーザ)時間のようです。わたしの授業終わりにしますが、各自今日勉強したこ
とを復習しておくように。

シャロン)起立、礼!着席!

・・・ホームルーム

(サツキ)
はーい。簡単にホームルームしまーす!まだまだ風邪が流行っているので、気を付けてください。
それから掃除当番の人は、やってから帰ってくださいね。では明日も、元気な顔見せてね。

(ユリ)あー、終わったぁ。早く帰ろうっと。

ルキア)(こっそり帰って、ユリさんに掃除当番押し付けちゃおう。)

シャロンルキアさん、どこに行かれるんですの?

ルキア)ちょっとトイレに行くだけだよ。

シャロンルキアさん、じゃあカバンを持っているのはどういうことかしら?あなた今週掃除当番でしょう?サボって帰るなんて認めませんわよ!

アロエ)ねえ、ルキアちゃん、一緒にお掃除やろう。

ルキア)ごめんね。わたしがいないと困るもんね。

(ユリ)シャロンさん、ガルーダ先生のところに行くの、付き合ってくれない?

シャロン)ダメです。

(ユリ)えー、なんでよー?

シャロン)ユリさん、あなたが質問したいんでしょ?わたくしが付き合う必要なんかないと思いますわ。

(ユリ)わかったよ。ひとりで行ってくるから、先に帰ってて。

・・・体育館

(ユリ)さっき職員室で「体育館にいる」って聞いたんだけど、いるかなぁ・・・。


体育館の一角に電気がついている部屋があったので、扉をノックしてみるユリ。

(ガルーダ)おう。どうした?

(ユリ)ガルーダ先生に質問したいことがあって、来ました。

(ガルーダ)そうか。ここでは何だから、入れ。

(ユリ)失礼します。

・・・

(ガルーダ)俺に質問したいことは何だ?

(ユリ)実は、その、前に勉強しに行って「産駒」の意味がわからなかったので、聞きに来ました。

(ガルーダ)ほう、そうか。競馬の用語だな。

(ユリ)「競馬」の用語?それで、意味がわからなかったので、白紙で出してしまいました。

(ガルーダ)貴様、白紙で出すとは何の真似だ・・・愚か者〜!!

(ユリ)うぼぁあ!ごめんなさい!

(ガルーダ)わからないから白紙で出すヤツには答えを教える必要はない!とっとと出て行け!

(ユリ)ガーン・・・先生ヒドイよ〜。何も書かないで出しちゃったわたしが悪いけど、もうそんなことしないから。お願い、教えて!

(ガルーダ)お前、今言ったこと、本当だろうな?もし約束破ったら許さんぞ!

(ユリ)ちゃんと約束するから、教えてください!

(ガルーダ)ようし、耳の穴かっぽじってよく聞けよ!

(ユリ)はい!