「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2010年2月22日(月曜日)

・・・シャロンとユリの部屋:朝7時ごろ

(ユリ)ん、ううんーっ。そういえばシャロンさん大丈夫かなぁ。

ユリがシャロンの様子を見に行くと、まだ寝ている。

(ユリ)あ、まだシャロンさん寝てる。寝ているシャロンさんの写真撮っておこう。

〜♪

ユリは寝ているシャロンを撮った。

シャロン)う、うーん・・・。

(ユリ)わわっ、起きちゃった!

シャロン)ユリさん、おはようございます。ゴホン、ゴホン。

(ユリ)シャロンさん、まだ咳出てるじゃない・・・。

シャロン)ゴホン、ゴホン、悪いのだけど、体温計出していただけないかしら。

(ユリ)体温計どこにあるの?

シャロン)救急箱に入っているので、出してください。

(ユリ)シャロンさん、あったよ!

シャロン)ありがとうございます。

(ユリ)わたしがやってあげようか?

シャロン)いいえ、結構です。自分でしますから。

シャロンは体温を計ってみた。数秒たって「ピピッ、ピピッ。」と鳴る。

シャロン)うーん、熱がありますわね。

(ユリ)シャロンさん、今日学校だけど、どうするの?

シャロン)熱が出ていようと、休むわけにはいきませんわ。ゴホン、ゴホン。

(ユリ)シャロンさん、今日は学校休んだほうがいいよ。

シャロン)そうはいきませんわ。だって今まで、毎日ちゃんと行っているんですのよ。

(ユリ)でも今日のシャロンさん、いつもと違う。なんかしんどそうにしてるよ。

シャロン)これくらい大丈夫ですわ。ゴホンゴホン。

(ユリ)絶対大丈夫じゃない。学校休んで病院行って、お願い!

シャロン)ユリさん、わたくしに指図なさるの!?許さないわ!

バタッ!

(ユリ)わわわわ、ど、どうしよう・・・。とりあえず、頭冷やしてと。

シャロン)はあっ、はあっ、・・・ユリさん、あなたのせいで、熱が上がっちゃったじゃない。どうしてくれるの・・・。

(ユリ)わたし悪くないよ。なんでシャロンさん怒るの?

シャロン)熱が上がってしまったのと、咳が出るので、今日は学校お休みします。仕方ありませんわ。

(ユリ)わたしの言うこと聞いてくれるんだね。

シャロン)それで、その、お願いがあります。

(ユリ)何?

シャロン)わたしの代わりを、やってほしいんです。授業の号礼、お願いいたします。

(ユリ)いつもシャロンさんがやっている、アレだね。

シャロン
そうです。それと、後で授業のノート見せていただけないかしら。わたくしがいないからって、いいかげんなんてはいけませんからね。
あなたのこと、全てお見通しですからね。

(ユリ)わたしのこと全部わかっちゃうんだ。

シャロン)では、お願いいたしますわね。


3時間目:「アニメ&ゲーム」

チャイムの音

(マロン)チャイム鳴ったぞー、授業を始めよう!

・・・

(マロン)委員長さん、号礼かけて!

(ユリ)あ、今日シャロンさんいないから、わたしがしないといけないんだった。起立、礼!着席!

(マロン)授業始める前に、「小テスト」するぞー。机の上に出してるもの、筆記用具以外しまおう!

(ユリ)抜きうちでやるんだ。

ルキア)ほら、ユリさんもしまわないと。シャロンさんがいなくても、ちゃんとやろうね。

(ユリ)はーい。

(マロン)ねえユリちゃん、シャロンちゃんとヤンヤンちゃんいないけど、何か聞いてる?

(ユリ)2人とも風邪で休みです。

(マロン)
ふぅーん、そうなんだ。みんな机の上、筆記用具以外しまったな?じゃあ「小テスト」始めるぞー。
今から問題配るよ。各自取って後ろの人に回そうね!

ルキア)はい、ユリさんの分ね。

(ユリ)ありがとう。

(マロン)問題用紙、みんないったね。それじゃ始め!

ルキア)うーん、ここ何だっけなぁ・・・。

(ユリ)なんだ簡単じゃん!スラスラできるよ。

・・・10分後

(マロン)時間切れ〜。それじゃあ一番後ろの人、集めて前に持ってきてください!

(ユリ)ルキアさんはどうだった?

ルキア)うーん、最後の問題がわかんなかった。

(ユリ)わたしは全部わかったよ。

(マロン)ユリちゃん、話してないで早く集めて前に持ってきて!

(ユリ)はーい、すぐ行きます!

(マロン)ユリちゃん、もしかしておしおきしてほしいの?

(ユリ)イ、イヤです。

(マロン)じゃあ、ちゃんとわたしの言うこと聞こう。それじゃ、授業始めるぞー!!

・・・30分後

チャイムの音

(マロン)おや、時間のようだね。わたしの授業終わりにするよ!

(ユリ)起立、礼!着席!

・・・休み時間

(ユリ)ねえルキアさん、次「体育」だけど、着替えたら一緒に行こう!

ルキア)いいよ!