「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2010年2月23日(火曜日)

・・・シャロンとユリの部屋:夜7時すぎ
ユリがテレビでお笑いの番組を見ている。

(ユリ)あははは!面白ーい、おかしいなぁ。あははは!

シャロン)ユリさん、うるさい!静かにしなさい!

(ユリ)なんで?ネタ見てて面白いのに、笑っちゃいけないの〜?

コンコン

シャロン)誰かきましたわよ。

(ユリ)あ、わたしが開けるね。はーい!

ユリがドアを開けると、隣の部屋のサツキとユウが来ている。

(サツキ)ユリさん、部屋では静かにしようね。

(ユリ)えっ、なんで?

(ユウ)うるさくて、ボクお勉強できないよ。

(ユリ)えっ、もしかして今の笑い声、聞こえてた?

(ユウ)うん、聞こえてたよ。

(ユリ)わたしの声、そんなに大きいんだ。

(サツキ)シャロンさん、もう起きて大丈夫なの?

シャロン)え、ええ、もうすっかり治りましたの。ご心配おかけしましたわ。

(サツキ)明日から、シャロンさん、学校来るのね。

シャロン)もちろんです!

(ユウ)わーい、明日からシャロンさん来るんだ。

(サツキ)うふふ、シャロンさんが来たら、にきやかになりそうだわ。ユリさん、もうすぐ学年末テストよ。ちゃんと勉強してる?

(ユリ)えっと、その・・・あははは。

シャロン)ユリさん、ちゃんと勉強しないと。

(ユリ)今はテレビ見たいから、後で勉強するよ。

シャロン)ユリさん、本当ですわね?

(ユリ)後でちゃんと勉強するってば。