「QMA」STORY
魔法学校登校日誌 2010年4月13日(火曜日)
・・・学校の保健室
<ミランダはリディアと一緒に、森に出かけている。メディアが留守番をしている。>
(メディア)ふーん、保健室って、いろいろあるんだ。
コンコン
(メディア)あら、誰かしら?どうぞ。
<ドアが開くと男子生徒が2人、レオンとユウが入ってくる。ユウは泣いている。>
(レオン)ミランダ先生いるか?
(ユウ)うっ、ううっ。
(メディア)どうしたの?
(レオン)男子でサッカーやっててさー、ユウがケガしちまったんだ。
(メディア)今、ミランダ先生は出かけてていないわよ。
(レオン)じゃあ、なんでいるんだ?
(メディア)わたしは留守番。よかったら代わりに、手当てしてあげてもいいわよ。
(レオン)よかったな、ユウ。
(メディア)早速手当てするわね。少ししみるけど、我慢してね。
(ユウ)痛いっ!
(メディア)男の子でしょ。頑張って!
(レオン)そういえばまだ、名前を聞いてなかったな。
(メディア)わたしはメディアよ。
(レオン)俺はレオン。で、こっちがユウ。
(ユウ)ひっく、・・・レオンくん、ここ病院なの?
(レオン)違う、ここは保健室。
(ユウ)ボク、病院に行くかと思ったよ。
(レオン)ちょっとのケガで、病院なんか行かないぞ。
(ユウ)でもあの人、病院の人の服着てるよ。
(メディア)ああ、これはね、わたしの制服なの。終わったわよ。
(ユウ)ありがとう。
コンコン
<ドアが開いて、ミランダとリディアが帰ってきた。>
(ミランダ)メディアさん、留守番してくれてありがとう。あら、ユウくんにレオンくん、2人そろってどうしたの?
(レオン)ユウがケガしちまったんだ。
(ユウ)でもね、ちゃんと手当てしてもらったんだよ。
(ミランダ)メディアさんがやってくれたんだ。
(メディア)わたしが代わりに手当てしてあげたの。
(レオン)ところで先生は、何しに行ってたんだ?
(ミランダ)リディア先生と一緒に森に行ってたの。薬草の在庫が少なくなったのがあったから、取ってきたわ。
(ユウ)なんだか甘いにおいがするんだけど、何かなぁ?
(リディア)森の中で、野イチゴがなっているのを見つけてね、おいしいジャムを作ろうと思って、たくさん摘んできました。ちょっと食べてみる?
(ユウ)いいの?パクッ、甘くておいしい〜!
(レオン)うめぇなぁ。
(メディア)甘くておいしい。
(リディア)今から、おいしいジャムを作りましょう。
(ミランダ)取ってきた薬草を整理しないといけないわね。