「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2010年6月4日(金曜日)

・・・昼休み

シャロンとユリはお昼を食べて、教室に行こうと廊下を歩いている。

シャロン)今どきバナナの皮で、コケる方がいらっしゃるなんてね。

(ユリ)もー、大きな声で言わないでよ。恥ずかしいから。

シャロン)でも本当のことじゃない。

(ユリ)
まさかわたしがこけちゃうなんてなぁ。まあ下にブルマはいていたからよかったけど。
昼からはアメリア先生の授業だよね。今日小テストあるけど、シャロンさんは勉強したの?

シャロン)当たり前じゃない。わたくしはつねに一番を目指しているんですもの。

(ユリ)今日の小テストは絶対満点取ってやるぞー!

シャロン)気合いだけは入っているようますわね。

(ユリ)「気合いだけ」って、どういうことよ?昨日勉強したんだから。

シャロン)そうでしたわね。わたくしも負けてはいられませんわ。


5時間目「文系学問」(担当:アメリア)

アメリア)チャイム鳴ったわよ、席について。

シャロン)起立、礼、着席!

アメリア)今日は授業の前に予告した通り「小テスト」をやります。みんな机の上のもの、全部しまって!

ルキア)ええっ、そんなの聞いてないよ!

アメリア)人の話をちゃんと聞いていないほうが悪いです。

アロエルキアちゃん、ちゃんとしまおうね。

(ユリ)ルキアさん、小テストのこと知らなかったんだ。

シャロン)ユリさん、人のことよりもご自分のこと心配した方がよろしいと思うのですが…。

(ユリ)さあ、小テスト頑張るぞー!

アメリア)ユリさん、気合い入れているのはわかるわ。でもテスト中は静かにやりなさいね。

(ユリ)はーい。

アメリア)じゃあ今から、小テストの用紙配るわね。

・・・

アメリア)用紙いったわね?それじゃ、テスト開始!

(ユリ)(お、わかる、わかる。昨日勉強したトコ、そのまま出てるじゃん。)

アロエ)(えーと、何だったかなぁ?)

シャロン)(ここ何だったかしら?)

ルキア)(うーん…わかんないよぉ。)

・・・10分後

アメリア)はい、終了〜。いちばん後ろの人は、集めて前に持ってきてください。

(ユリ)ねぇナツミはどうだったの?

(ナツミ)まあまあかなぁ。ユリは?

(ユリ)わたしは全部答えたよ。

シャロン)オホン、お話中悪いのだけど、紙渡していただけないかしら。

(ユリ)シャロンさんはどうだったの?

シャロン)わたくしは…もちろん、ちゃんと全部答えましたわよ。

(ユリ)わたしも全部答えたよ。

アメリア)ほらそこ!話してないで、早く前に持ってきなさい!他の人はとっくに出してるわよ。

シャロン)先生に怒られたじゃない。早く渡しなさい!

(ユリ)ごめんなさい。