「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2010年6月23日(水曜日)

・・・シャロンとユリの部屋:夕方5時ごろ

(ユリ)そろそろ来るんだけどなぁ…。

コンコン

(ユリ)はーい!開いてるよ。

(リエル)あの、ユリさん「お話」って、何でしょう。

(ユリ)あ、リエルさん。ありがとう。

(リエル)シャロン様、ごきげんよう

シャロン)あら、リエルさん、どうかしたの?

(リエル)ユリさんに来るように言われたものですから…。

シャロン)ユリさんに?

(ユリ)これでそろったから、話しよう!

シャロン)ユリさん、何のお話ですの?

(ユリ)リエルさん、前に「協力プレー、オンラインでやりたい」って言っていたでしょう。

(リエル)ええ、確かに言いましたわ。

(ユリ)それでね、明日やりに行こうと思うんだ。

(リエル)えっ、明日…ですか?

(ユリ)そうだよ。もしかして都合悪いの?

(リエル)いえ、そんなことありませんわ。ユリさんからお声をかけてくださったので、びっくりしたんです。

(ユリ)ということは、明日は行くってこと?

(リエル)はい、喜んでお受けいたします。

シャロン)ちょっとリエルさん、あなた本気なの?

(リエル)はい、頑張りますよー。

シャロン)リエルさんのことが心配ですわ。わたくしもご一緒させていただきます。

(ユリ)えー、シャロンさんも来るのー?イヤだなぁ。

シャロン)ユリさん、わたくしがいては困るの?あなたのことが心配なのよ。

(ユリ)わかったよ。今ふと思ったんだけど、リエルさんを猫にしてみたらどうなるかなぁって思ったんだ。

シャロン)なんだか面白そうね。やってみましょうか。

(リエル)わたくしに何をするんですか!?やめてください!

・・・15分後

(ユリ)出来上がり〜。早速鏡で見てみよう!

(リエル)はうっ!恥ずかしいよ〜。

(ユリ)リエルさんに「メイド服」着せて「猫耳」・「けものグローブ」・「猫しっぽ」つけてみたんだけど、よく似合うね。

シャロン)リエルさん、よく似合っているわ。せっかくなので写真を撮りましょう。

(リエル)恥ずかしいので、撮りたくないです。

(ユリ)まぁまぁ、そんなカタイこと言わないで。わたしも一緒に入ってあげるから。シャロンさん、準備できた?

シャロン)できましたわ。わたくしも入りますわね。

・・・

シャロン)リエルさん、明日はその格好で購買部の店番お願いできます?

(リエル)ええーっ、こんなのとても恥ずかしくてできないよー!!

(ユリ)「購買部でリエルが猫耳メイドでご奉仕」、うーん…人がいっぱい来ると思うんだけどなぁ。

シャロン)それともその格好で、明日一日過ごしていただけます?

(リエル)それも恥ずかしいです…。

(ユリ)えー、リエルさんって恥ずかしがりなんだ。

(リエル)違います!2人してわたくしにいじわるするなんて、ヒドイです!購買部出入り禁止にしますよ!

(ユリ)それはやめて。お願いだから。

シャロン)わたくしもやりますわ。ユリさんもやりなさい。

(ユリ)ええーっ、しないといけないのー?

シャロン)当然です。リエルさんだけではかわいそうですから。

(リエル)シャロン様やユリさんもしていただけるのでしたら、明日一日頑張ってみます。はう〜、恥ずかしい。

(ユリ)じゃあ明日はリエルさんと一緒に、お勉強しに行くということで。

シャロン)わたくしも一緒ですわよ。