「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2010年7月17日(土曜日)

・・・シャロンとユリの部屋:夕方6時ごろ

シャロン)ユリさん、アロエさんとルキアさんに来るよう言ってくれたの?

(ユリ)そろそろ来てもいいんだけどなぁ…。

コンコン

(ユリ)はーい!どうぞ。

ルキア)ねぇシャロンさん、「話」って何?

アロエシャロンちゃん、なんであたしとルキアちゃん呼んだの?

シャロン)お話したいことがあったので、来ていただいたんですのよ。早く入りなさい。

(ユリ)これでそろったから、話しよう。

シャロン
そうですわね。「お話」というのは、あなたたちの「通知表」を見せていただきたいんです。
ちゃんと持ってきましたわね?

アロエ)はーい。

シャロン)そういえばユリさん、まだ成績見せてもらっていませんわね。

(ユリ)あっ、ごめん!忘れてた。

シャロン)すぐ持ってきなさい。

(ユリ)はーい。

・・・

(ユリ)シャロンさん、成績持ってきたよ。

シャロン)ありがとうございます。あら、ユリさんすごいじゃない!

(ユリ)クラスで10番だったから、びっくりしたよ。

シャロン)新学期もこの調子で頑張りなさいね。

(ユリ)はいっ!

シャロン)次はルキアさんね。

ルキア)わたしよくなかったんだ。

シャロン)確かにそのようですわね。何か思い当たることありますか?

ルキア)授業中に寝てたことかなぁ。

シャロン)ダメじゃない!そんなことするから「赤点」なんかになってしまうんですのよ。

ルキアアメリア先生やロマノフ先生の授業って、眠くなっちゃうんだよなぁ。

(ユリ)ルキアさんの言うことわかるなぁ。お昼からだから眠くなっちゃうんだよね。

シャロン)眠くても授業はマジメに受けないといけませんわ。あらアロエさん、どうかしたの?

アロエ)あのね、あたし…クラスでビリになっちゃった…。

シャロン)一生懸命頑張っているのに、最下位になってしまうなんて。

アロエ)お勉強が難しくなって、わかんなくなっちゃった。

(ユリ)先生にいっぱい聞いていたのに残念だね。

ルキア)それでね、わたしとアロエちゃんと「補習」受けることになったんだ。

(ユリ)あ、その話、昨日サツキ先生言ってたんだけど「同じクラスになる」んだって。

シャロン)ユリさん、わたくしとあなたは「希望参加」、ルキアさんとアロエさんは「強制参加」、また違うのよ。

(ユリ)でも一緒だからいいじゃん。

シャロンルキアさん、アロエさん、新学期はもっと頑張りなさいね!

アロエ)うん…シャロンちゃんごめんなさい。

(ユリ)ルキアさんは?

ルキア)わたしも新学期はもっと頑張るからね!

シャロン)2人とも約束破ったら、許しませんからね!