「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2010年7月29日(木曜日)

・・・シャロンとユリの部屋:お昼過ぎ

(ユリ)ねぇシャロンさん、プール行ってきてもいいよね?

シャロン)行ってもいいですけど、どうしたの?

(ユリ)さっきアロエちゃんから「プール行こうよ」って、メールきてたよ。もしかして見てないの?

シャロン)本当ですの?<携帯のメールを見て>あら、わたくしにも来ていますわ。

(ユリ)シャロンさんは行くの?

シャロン)わたくしは部屋にいることにします。

(ユリ)行かないんだ。

シャロン)だってまだ日差しが強いのよ。外に出たら日焼けしてしまいますわ。

(ユリ)シャロンさんの言うこともわかるよ。じゃあわたしだけで行ってくるねー。もう服の下に水着着てるんだ。

シャロン)どこのプールに行くの?

(ユリ)「学校のプール」だよ。

シャロン)そうですの。気をつけて行ってきなさいね。

(ユリ)行ってきまーす!

・・・学校のプールの前

アロエ)ねぇユウくん、ほかに誰か来るのかなぁ・・・。

(ユウ)ボクたちだけじゃさみしいよね。

(サツキ)そんなことないよ。ちゃんと来てくれると思うよ。鍵開けるから早く入って。

ルキア)こんにちわー!!

アロエ)わ〜い、ルキアちゃんだー。

(ナツミ)わたしもルキアに誘われちゃって来ちゃった。

(ユリ)私も泳ぎたくて来ちゃった。もう服の下に水着着ているんだ。

ルキア)わたしも一緒だよ。服の下に水着着てきたよ。

(サツキ)ルキアさんたちも早く入って。

・・・プールサイド

(ユリ)うわー、日差しきついなぁ。でも入ったら気持ちよさそう・・・。

ルキア)早く入りたいね。

(ユリ)じゃあわたしが、いっちばーん!!

ピピーッ!!

(サツキ)ユリさん、まだ入っちゃダメだよ。

(ユリ)なんでよー。

(サツキ)
入る前に準備体操をしましょう。あれ、1人足りない・・・?ちょっと待ってて。ユリさん入っちゃダメだよ。

サツキが更衣室に行くと、ユウがまだ着替えていなかった。

(サツキ)ユウ、どうして着替えないの?

(ユウ)お姉ちゃん、ボク男の子だよ。

(サツキ)ごめんね、間違えて持ってきちゃったみたい。みんな待っているから早く着替えて。

(ユウ)しょうがないなぁ・・・。

・・・

(サツキ)ごめんね、待たせちゃったね。

サツキの後ろから、ユウが恥ずかしそうな顔をしながら歩いてくる。

ルキア)ユウくん、なんか恥ずかしそうにしているよ。

(ユリ)ホントだね。

(サツキ)それじゃあ、準備体操を始めましょう。

(ユリ)はーい!!

(サツキ)返事はいいから、人に当たらないように広がって。