「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2011年4月18日(月曜日)

・・・家庭科室:放課後

「不合格」になってしまったシャロン

(リディア)反省しなさい!

ピシャーン!

シャロン)きゃあっ!何をなさるの!?

ガララッ

・・・廊下

シャロン)はうう〜、このわたくしが「不合格」だなんて…。

(ユリ)元気ないね。どうしたの?

シャロン)ユ、ユリさん?!びっくりするじゃない。

(ユリ)なんかシャロンさん、落ち込んでいるように見えたんだけど。

シャロン)あなたには関係ありませんわ。

(ユリ)せっかく心配してあげてんのに…ひどいよ。

シャロン)これはわたくし自身の問題です。首をつっこまないでいただけないかしら。

(ユリ)せっかく聞いてあげようと思ったのに。

シャロン)わ、わかりましたわよ。お話いたしますわ。

(ユリ)何があったの?

シャロン)実は先ほど「家庭科室」で「小テスト」を受けたんです。

(ユリ)ふーん。

シャロン)漢字などの読み方の問題をしたのですが、3つしかできなかったんです。

(ユリ)どんな問題だったの?見せてよ。

シャロン)お見せいたしますわ。

(ユリ)あ、答え間違ってるじゃん。これなんか読み方が違う。

シャロン)どこが違うんですの?

(ユリ)これ。(「モバ美」の問題を指す)「モバビ」じゃなくて「モバビュー」だよ。

シャロン)モ、「モバビュー」?

(ユリ)あれ、シャロンさん知らないんだ。この前テレビで言ってたよ。

シャロン)え、そうなんですの?

(ユリ)なんかね、持ち運びできるんだって。(正しくは携帯できる美容器具のこと

シャロン)そういうことでしたのね。あとは自分で調べることにいたしますわ。そういえばユリさんは、もうお帰りですの?

(ユリ)うーん、図書館で勉強したいなぁ。

シャロン)何か調べたいことでも?

(ユリ)ちょっとわからないことがあって、調べたいものがあるんだ。

シャロン)わたくしもご一緒させていただきますわね。