「QMA」STORY
魔法学校登校日誌 2012年6月5日(火曜日)
・・・第7アカデミー食堂:昼過ぎ
〈アイコ・マヤ・メディア・ミューの4人が座っている〉
(アイコ)ご飯も食べたし、何の話しよっか?
(ミュー)あ、あの…
(マヤ)ミュー、何か話したいことでもあるの?
〈ミューがうなずく〉
(メディア)ねえ、どんな話?聞いてみたいわ。
(ミュー)あの、6月7日が何の日か知っているですか?
(マヤ)6月7日?
(メディア)うーん、6月7日…何かあったかしら?
(アイコ)6月7日って、何かあるの?
(ミュー)何かわからないですか?
(マヤ)もしかしたら…ねえミュー、6月7日が誕生日でしょう?
(ミュー)…当たりです!
(アイコ)なあーんだ、そうだったんだ。教室に戻る前に、ちょっとグラウンド走ってこようかなあ。
<ミューがしょんぼりしてしまう>
(マヤ)ごめんアイコ、もうちょっと付き合ってあげて。
(アイコ)しょうがないなあ。
(ミュー)その…みんなでまたやりたいです。
(メディア)『またやりたい』って、何がしたいの?
(ミュー)前にマヤさんがやったあれを、やりたいです。
(マヤ)『わたしが前にやったあれ』って、もしかしてなりきりのことかしら?
(ミュー)はいです。今度はみんなでやりたいです。
(メディア)うふっ、いいわね。わたしもやってみたかったのよ。
(ミュー)アイコちゃんや、マヤさんもやって欲しいです。
(アイコ)えっ、わたしもなの!?
(マヤ)ま、まあ、あまり変なものじゃなければ、構わないけど…。
(ミュー)これで決まりましたです。
(メディア)で、どんなのにするの?
(アロエ)あれ、ミューちゃん、何のお話してるの?あたしも入れて。
(ミュー)アロエちゃんは関係ないです。あっち行っててください。
(メディア)ミュー、そんな言い方はダメよ!
(ミュー)…ダメですか?
(アロエ)あたしも入れてほしいなあ。
(ミュー)しょうがないよね…。
(アロエ)わ〜い、入れてくれるんだ。何のお話してたの?
(アイコ)おほん、ここでアロエちゃんに問題だよ!6月7日は何の日でしょう?マヤは答え知っているから言わないでね。
(マヤ)わかったわ。
(アロエ)あ、わかった!知ってる!
(アイコ)おおーっ、自信あるんだ。じゃあ答えを言ってみよう!
(アロエ)ミューちゃんの誕生日!
(ミュー)当たりです!わたしの誕生日を覚えてくれててうれしいです!
(メディア)うふっ、アロエちゃん、ミューの誕生日ちゃんと覚えていたのね。
(シャロン)あら、ずいぶんと賑やかですわね。お昼終わってだいぶ経つのに、アロエさん教室に戻ってこないものですから…ここにいましたのね。
(シャロン)ところで、何のお話なさっていたんですの?
(アロエ)シャロンちゃん、シャロンちゃん、もうすぐミューちゃんお誕生日だって!
(シャロン)お祝いしてあげないといけませんわね。いつですの?
(ミュー)あの、あさってです。
(シャロン)『あさって』って、「6月7日」ですの?ひと足早いけど、おめでとう。
(ミュー)ありがとうです。なんだかうれしいです。
(マヤ)そろそろ本題に戻りましょう。
(アイコ)そうだね。
(ミュー)あの、わたし何話してたですか?忘れちゃったです。
(メディア)ほら、『みんなでなりきりやりたい』って、言ってたでしょう。
(ミュー)あ、そうでした…でも、どんなのがいいかなあ?知らないです…。
(アロエ)ミューちゃん、どんななりきりしたいの?
(ミュー)暑いのが苦手なので、涼しいのがいいです。
(アロエ)夏服がいいと思うけど、ミューちゃんだけ違うんだったよね。
(シャロン)では、こんな服ならどうかしら?
〈シャロンが前に携帯で撮った自分の写真を見せる〉
(アイコ)あ、見せて!見せて!
(メディア)こんな服あるの?わたし着たーい!
(マヤ)この服どうしたんですか?わたしも着てみたいです。
(シャロン)ミューさん、あなたにも合うと思いますわ。
(アイコ)うほっ、わたしも着てみたいよ!
(ミュー)わたしも着てみたいです…。
(アロエ)わ〜い、ミューちゃんとお揃いだあ!
(シャロン)では放課後に買いに行きましょうか。
〈この後放課後にみんなで買いに行った。〉