「QMA」STORY

QMA」(マジックアカデミーマジアカ・くま・熊)STORY

魔法学校登校日誌 2009年7月5日(日曜日)

・・・ユリの部屋
ユリが勉強している。

(ユリ)今日はシャロンが「小テスト」をするって言ってたから、しっかりお勉強しないとね。え〜っと、ここがこうで・・・

アロエ)ユリちゃん、何してるの?

(ユリ)お勉強だよ。

アロエ)あたしも一緒にお勉強したいなぁ。

(ユリ)ごめんね。今日はダメなんだ。

コンコン

(ユリ)あ、誰か来た。もしかしてシャロンかな?はーい。

扉を開けると、シャロンとルキアが来ている。

シャロン)ユリさん、はちまきしめて気合い入ってますわね。

(ユリ)さっきまで、勉強してたんだ。

シャロン)早速ですが、「小テスト」を始めましょう。準備してください。

(ユリ)はーい。

シャロン)「小テスト」について説明します。制限時間は15分、70点以上で合格とします。

(ユリ)ねえルキア、わからないところ教えてほしいなぁ。

ルキア)ダーメ。そんなことやって、もし全部合ってたとしても0点だよ。

シャロン)ユリさん、自分の力でやりましょうね。

ルキア)ユリでも、やればきっとできるよ。わたし応援しているからね。

アロエ)ユリちゃん、頑張って。

(ユリ)アロエちゃんやルキアが、応援してくれている。頑張らないと。

シャロン)では問題用紙を、ユリさんに渡してください。

ルキア)はーい。

シャロン)「小テスト」、始め!

(ユリ)うーん、ふむふむ・・・ここがこれで・・・次がこれと。

シャロン)ユリさん頑張ってますわね。

・・・15分後
♪〜(シャロンの携帯のアラーム

シャロン)そこまで!ルキアさん、ユリさんの問題用紙を回収してください。

ルキア)ユリ、問題用紙ちょうだい。

(ユリ)はい。全部答えられたけど、どうかなぁ。

シャロン)ユリさん、採点するので、しばらく待っててください。

シャロンは、ユリの答案用紙を持って出ていった。

(ユリ)あー、終わったぁ。

ルキア)お疲れさま。はい、ジュース。

(ユリ)気が利くじゃない。ありがとう、ルキア

ルキアアロエちゃんの分もあるよ。はい、どうぞ。

アロエ)わーい、あたしの分もあるんだ。ルキアちゃん、ありがとう。

ルキア)ユリ、お疲れさま。カンパーイ!!

・・・10分後

(ユリ)あー、おいしかったぁ。

アロエ)ごちそうさま。

(ユリ)ねえルキアシャロンまだなの?

ルキア)ユリの答案採点するのに、時間かかっているんじゃないのかなぁ。

・・・10分後

ユリの答案用紙を持って、シャロンが戻ってくる。

シャロン)ユリさん、お待ませしましたわ。結果を発表しましょう。ルキアさん、代わりにお願いします。はうっ、ぐすっ。

(ユリ)なんでシャロン泣いているの?もしかして、わたし不合格だったんだ。ということはおしおきなんだ。

ルキア)ユリ、違うよ。

(ユリ)えっ、なんで?

ルキア)ユリ、合格だよ。

(ユリ)えっ、うそ・・・ホント?ホントなの?

ルキア)これ、見て。

(ユリ)「75点」・・・できた、できたんだ。

シャロン)・・・ユリさん、感激しましたわ。はうう〜っ。

(ユリ)ちょっと〜、シャロン抱きつかないでよ〜。

ルキアシャロンもユリのこと、心配していたと思うよ。

(ユリ)わたしでも、やればできるんだ。「涙を笑顔に変える」、というのもできるんだ。うっ、ううっ、ぐすっ。シャロンありがとう。

ユリとシャロンは抱きあって泣いている。

ルキア)ユリ、これからも勉強頑張ろうね!