「QMA」STORY

QMA」(マジックアカデミーマジアカ・くま・熊)STORY

魔法学校登校日誌 2009年11月16日(月曜日)

・・・夕方

外でシャロンが、プランターにチューリップの球根を植えている。

シャロン)こうして植えておけば、春にはきれいなお花が・・・。

そこに、アロエとユウが通りかかる。

アロエシャロンちゃん、何やってるの?あ、もしかして土遊びなの?

シャロン)違います。「土遊び」じゃありません!

アロエ)しゅん、シャロンちゃんに怒られちゃった・・・。

(ユウ)シャロンさん、今何やってたの?

シャロン
プランターにチューリップの球根を植えていたんです。こうしておくと、春になれば赤や黄色の花がいっぱい咲くのよ。
まだまだ数もありますから、ご一緒にやりましょうか。

(ユウ)わーい。

シャロン)あら、アロエさんどうしたの?

アロエ)あたし、シャロンちゃんと一緒にやりたくない。

シャロン)もしかしてさっきのことで怒ってるの?わたくしが悪かったわ、謝ります。一緒にやりましょう。

(ユウ)アロエちゃん、一緒にやろう。ボクだけじゃさみしいよ〜。

アロエ)じゃあ、あたしもやるから入れてよ!

シャロン)では2人とも、こっちに来てください。今からわたくしが手本を見せますから、よーく見ててくださいね。こうやってするのよ。

(ユウ)ふーん、そうやってやるんだ。

シャロン)2人ともわかりましたね?始めましょうか。

アロエシャロンちゃん、シャロンちゃん、穴の大きさこれでいいのかなぁ?

シャロン)もうちょっと、深いほうがいいですわね。

アロエ)はーい。

(ユウ)シャロンさん、これぐらいでいいのかなぁ?

シャロン)そうですわね。土をかけてください。

(ユウ)はーい。

・・・20分後

シャロン)全部終わりましたわ。アロエさんとユウくんが手伝ってくれたので、助かりましたわ。ありがとう。

アロエ)わーい、シャロンちゃんにほめられちゃったぁ!

シャロン)あとはこれを動かして、お水をあげればいいのだけど・・・。

アロエ)うーん、重くて持てないよ〜!

シャロンアロエさんはしなくてもいいんですのよ。ルキアさんか、ユリさんに手伝っていただこうかと思いますから。あら、誰かこっちに来ますわ。

ルキアがやってくる

アロエ)あー、ルキアちゃんだー。

ルキア)こんなところで3人で何やってたの?

シャロンルキアさんいきなりで悪いのだけど、少し手伝っていただけないかしら?

アロエルキアちゃん見てー、あたしの手真っ黒になっちゃった。

(ユウ)ボクも手が真っ黒になっちゃった。

シャロン)2人とも中に入ってもいいわよ。よく手を洗いなさいね。

アロエ)ユウくん、一緒に行こう。

(ユウ)うん!

アロエとユウは一緒に中に入った。

ルキア)ところで何を手伝えばいいの?

シャロン)わたくしと一緒にプランターを運ぶのを手伝っていただきたいのです。

ルキア)いいよ!

シャロン)助かりますわ。

・・・10分後

ルキア)これで全部ね。

シャロンルキアさん、手伝っていただいてありがとうございます。助かりましたわ。お水をあげましょう。

ルキア)ねえシャロンさん、何植えたの?

シャロン
チューリップの球根を植えたんです。数が多かったのですが、アロエさんやユウくんが手伝ってくれたおかげで、予定よりも早く終わりましたわ。

ルキア)わたしのことは・・・?一緒に運ぶの手伝ったんだよ!

シャロン)ついうっかりしてました。ルキアさんのこと忘れてましたわ、ごめんなさい。

ルキア)今の絶対「うっかり」じゃない!

シャロンルキアさん、今度何かごちそうしてあげますわ。

ルキア)ホント?うれしい〜。

シャロン)そろそろ暗くなってくる時間なので、わたくしたちも中に入りましょうか。今のことは2人だけの秘密ということで。

ルキア)はーい。