「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2009年12月31日(木曜日)

・・・京都市円町駅前:夜7時半ごろ

今日はシャロンとユリと2人で、あちこちの魔法学校に登校している。

(ユリ)着いたー。ここに来るの久しぶりだなぁ。

シャロン)ユリさんの母校って、ここからどれくらいですの?

(ユリ)すぐそこ。ここから見えるよ。

シャロン)どれですの?

(ユリ)ミドリ電化の隣の「KING」と書いてある建物の2Fだよ。

シャロン)あら、駅の真ん前なんですのね。

(ユリ)駅のホームからも見えるよ。

シャロン)そうなんですの。わたくしなんか母校が廃校になってしまいましたから、うらやましいですわ。

グゥ〜

シャロン)あらユリさん、どうかなさいましたの?

(ユリ)あははは。お腹空いちゃった。

シャロン)では先に、ご飯を食べに行きましょうか。

(ユリ)はい、はい、はーい!「腹が減っては力が出ない」とも言うもんね!

シャロン)ユリさん、間違ってますわよ。「腹が減っては戦は出来ぬ」ではないのかしら?

(ユリ)そう言うんだ。シャロンさんいっぱい知っているね。

シャロン)新学期はマジメに勉強しましょうね。あなたのこと、バカにされるのイヤでしょう?

(ユリ)そんなのヤダ、わたしクラスでビリになっちゃったから、みっともないよ。次はもっと頑張るから。

シャロン)寒いので、早くご飯を食べに行きましょう。

(ユリ)近くのそば屋さんで、一緒に「年越しそば」食べよう。

シャロン)お店どこにあるんですの?

・・・

(ユリ)あー、暖ったかーい。

シャロン)ところでユリさん、何を召し上がるのか決めているんですの?

(ユリ)何にしようかなぁ・・・「にしんそば」でいい?

シャロン)ユリさんと同じで結構ですわよ。

(お店の人)いらっしゃいませ。何になさいましょうか。

(ユリ)「にしんそば」2つ。

(お店の人)少々お待ちください。

(ユリ)今日は遅くまで行こうと思うんだ。

シャロン)ユリさん、あまり遅くなるなんていけませんわ。

(ユリ)何言ってるの?今日は大晦日だよ。電車なんか「終夜運転」や「終夜臨」で一晩中動いているよ。年をまたいで勉強したいなぁ。

シャロン)そんなことできるんですの?

(ユリ)魔法学校によるけど、できるよ。

シャロン)今日はユリさんにお付き合いいたしますわ。ご一緒にお勉強頑張りましょうね。

(ユリ)はーい。

・・・10分後

(お店の人)お持ちしました。

シャロン)これが「にしんそば」っていうものですのね。


(ユリ)シャロンさん、食べたことないんだ。

シャロン)え、ええ。初めて見ましたわ。

(ユリ)去年ひとりで食べに来て、おいしかったんだ。

シャロン)熱いうちに召し上がりましょうか。

(ユリ)はーい、いっただきまーす。

・・・20分後

(ユリ)じゃあ魔法学校行こう。

シャロン)ちょっとユリさん!そんなに手を引っ張らないでください!

この後、ユリの母校の魔法学校に行った。

・・・1時間後

(ユリ)次の魔法学校行こうか。

シャロン)なんだか寒いですわね。あら?

(ユリ)どうしたの?

シャロン)雪が舞っているようですわよ。

(ユリ)わぁー、ホントだ。

シャロン)次の魔法学校でも頑張りなさいね。

(ユリ)はーい。