「QMA」STORY
魔法学校登校日誌 2010年1月12日(火曜日)
・・・シャロンとユリの部屋:朝7時ごろ
<まだユリが寝ているので、シャロンが起こそうとしている。>
(シャロン)ユリさん、時間ですから起きましょうね。
(ユリ)う、う〜ん・・・。
(シャロン)ユリさん、早く起きましょう。
(ユリ)頭痛い、お腹痛いから、今日学校休みたい。
(シャロン)ユリさん、仮病で学校をずる休みするなんて認めません!そんなの絶対ダメです!早く起きなさい!
<しかしユリはなかなか起きようとしなかった。>
コンコン
(シャロン)あら、こんな朝早くから来るの、誰かしら?
<シャロンがドアを開けると、ルキアとナツミが来ている。>
(ルキア)ユリさん、もう起きてる?
(シャロン)いえ、それが・・・「学校休みたい」っておっしゃって、困っていたんですの。
(ナツミ)じゃあわたしが、ユリ起こしてあげるね。
<ユリはまだ起きようとしない。>
(ルキア)ユリさん、もう起きる時間だよ。
(ナツミ)ユリ、ちゃんと起きないから、シャロンさん困ってるよ。
(ユリ)今日学校行きたくない。
(ナツミ)ユリ、なんで学校行きたくないの?
(ユリ)昨日いっぱいいじわるされたから・・・。
(シャロン)ユリさん、それはあなたが悪いですわ。
(ルキア)ユリさん、「負けたくない」とか「強くなりたい」とか言ってたじゃない、頑張ろう。昨日いっぱいいじわるしてごめんね。
(ナツミ)ユリ、一緒に学校行こう。
(ユリ)わざわざ来てくれたんだ、ありがとう。
<ユリがようやく起きた。>
(シャロン)ユリさん、おはようございます。みなさんでご一緒に朝ご飯を食べましょう。
(ユリ)いつもよりも、時間早いね。
(シャロン)ほらユリさん、早くしなさい。朝ご飯いらないのなら片付けますわよ。
(ユリ)わー、わー、ちゃんと食べるから片付けないでよ〜。わたししっかり食べないと、力が出ないんだから。
(シャロン)ユリさんの分も用意してありますから、早くしなさいね。