「QMA」STORY
魔法学校登校日誌 2010年2月19日(金曜日)
6時間目:「アニメ&ゲーム」
チャイムの音
(マロン)チャイム鳴ったぞー、授業始めるからみんな席につけー!
(シャロン)起立、礼!着席!
(マロン)早速、授業始めるよ。
(ユリ)はーい!
(マロン)ユリちゃん、何?わたしに質問?
(ユリ)先生、「クイズマジックアカデミー」の新しいゲーム、どこまで進んだのかなぁなんて。
(マロン)またその質問?その話なら、休み時間にしてよね。
(シャロン)そうですわよ。ユリさん、授業中に勉強とは関係ない質問するなんていけませんわ。
(ユリ)え〜、勉強と関係あることだと思うんだけど。
(シャロン)あとでどうなっても、知りませんからね。
(マロン)仕方ないなぁ。今回だけだよ。実はね、まだやってないんだ。ユリちゃんはもうやったの?
(ユリ)わたしも買ったけど、まだやってない。
(マロン)ユリちゃん、ゲームやった感想、また聞かせてね。時間が空いているときに、お話しよう!
(ユリ)はーい。
(マロン)
それじゃ、授業を始めよう!教科書を誰かに読んでもらおうか・・・。ユリちゃん、163ページの3行目から読んでください!
・・・あれ、どうしたの?
(ユリ)ごめんなさい。教科書忘れました。
(マロン)教科書忘れるなんてたるんでるぞー!反省しなさい!!
(ユリ)うぼぁあ!ごめんなさい!
(マロン)バツとして、廊下に立ってなさい!
(ユリ)そ、そんなぁ・・・。
(ヤンヤン)ユリさんは、やっぱり頭悪いアル。「アホの子」アルネ。
(ユリ)ヤンヤンさ〜ん、わたしバカじゃない、「アホの子」じゃないよ〜。
(シャロン)ユリさん、先生怒ってますわよ。
(マロン)ユリちゃん!わたしの言うこと聞けないの?もっかいおしおきしようかなぁ・・・。
(ユリ)イ、イヤです。ごめんなさい。
(シャロン)先生、ユリさんにこれかけてください。
(マロン)おお、いいねー。ユリちゃんには、これをかけよう。
(ユリ)ちょっと、何するのよ!
<ユリは首から小さなホワイトボードを下げられた。>
(シャロン)それでこう書けば・・・。
(マロン)完璧じゃない。ユリちゃん、それで廊下に立ってなさい!
<ユリは首から小さなホワイトボードを下げた格好で、廊下に立たされた。ホワイトボードには、シャロンの字で「わたしは教科書を忘れました」と書いてある。>
(ユリ)恥ずかしいよ〜。寒いよ〜。トホホ。