「QMA」STORY
魔法学校登校日誌 2010年5月14日(金曜日)
・・・シャロンとユリの部屋:夜9時ごろ
<ユリが帰ってくる>
(ユリ)ただいまー。
(シャロン)ユリさん、お帰りなさい。早く中に入って。
(ユリ)はーい。
・・・
(シャロン)あら、ユリさん、どうかしたの?
(ユリ)
今ね、DS持って行って通信対戦やってきたんだけど、途中で充電が切れちゃった。
もうちょっとで敵が倒せそうだったのに、悔しかったよ。
(シャロン)残念だったわね。ところでひとつ、あなたにお願いしたいことがあります。
(ユリ)何?
(シャロン)急で悪いのだけど、明日一日だけご奉仕していただけないかしら?
(ユリ)どうしたの?
(シャロン)さっきルキアさんから電話があって、「明日、お店手伝ってほしい」っておっしゃってましたわ。
(ユリ)じゃあ、シャロンさん行けばいいじゃん。なんでわたしに言うのよ?
(シャロン)ユリさん、確かあなた「猫セット」持ってましたわね。
(ユリ)「猫耳」に・・・「猫しっぽ」、「けものグローブ」持ってるよ。
(シャロン)ユリさん、それにあなた「メイド服」を持ってましたわね。明日はそれでやっていただけないかしら?
(ユリ)ちょっと、それって「猫耳メイド」じゃない。そんなのヤダ、絶対やりたくない。
(シャロン)ユリさん、どうしてやりたくないの?
(ユリ)だって恥ずかしいもん。
(シャロン)
ユリさん、前にあなた、猫の格好したことあるじゃない。その後、わたくしに耳やしっぽ付けてましたわね。
もしかして、「覚えてない」とか「忘れた」なんては言わせませんわよ。ちゃんと証拠があるんですからね。見せましょうか?
(ユリ)忘れてない、覚えてる。明日「猫耳メイド」ちゃんとやるから。
(シャロン)わかりましたわ。明日は頑張りなさいね。