「QMA」STORY
魔法学校登校日誌 2010年5月18日(火曜日)
・・・シャロンとユリの部屋:朝7時ごろ
(シャロン)う、うーん、よく寝ましたわ。ユリさんを起こしに行きましょうか。
<ユリが寝ているベッドに行くシャロン。ユリに声をかける>
(シャロン)ユリさん、そろそろ起きましょうね。
(ユリ)ふわぁ〜、もう起きる時間なの?
(シャロン)ほら、早く起きなさい。
(ユリ)ヤダ、今日学校行きたくない。
(シャロン)早く起きなさい!
(ユリ)今日学校行かない!
(シャロン)困りましたわね・・・そうだ、あの方にお願いしてみましょうか・・・。
<シャロンは電話をかける>
(シャロン)おはようございます。悪いのだけどちょっと来ていただけないかしら。
(ユリ)今日学校行かないもん!
・・・5分後
コンコン
(シャロン)はーい、すぐ開けますわね。
(ナツミ)シャロンさん、朝から困ってるんだね。わたしに任せて。
(シャロン)お願いいたしますわ。
<シャロンは電話をかけたのはユリの友達のナツミだった>
(ナツミ)ユリ、時間過ぎてる。早く起きよう!
(ユリ)なんでナツミがいるのよ?
(シャロン)あなたが起きようとしないので、ナツミさんに来ていただいたんです!
(ユリ)ナツミを呼ぶなんて反則だよ。今日学校行かない。
(ナツミ)ユリ、ワガママ言って、シャロンさん困らせるの?本当に怒るよ!友達やめちゃうよ!
(ユリ)お願い、友達やめないで!
(ナツミ)じゃあ言うこと聞こう。どうして「学校行きたくない」なんか言うの?
(シャロン)もしかしたら昨日のことかしら?
(ナツミ)何かあったの?
(シャロン)ええ、昨日図書館でわたくしをかばって、ケガしてしまったんです。そのことを気にしているのかも。
(ユリ)落ちてきたシャロンさん助けようとして、足捻っちゃったんだ。
(ナツミ)それだけ元気があれば大丈夫、一緒に行こう!
(ユリ)ありがとう。でも、ナツミは違うクラスじゃん・・・いひゃい!いひゃい!
<ナツミにほっぺをつねられる>
(ナツミ)わたしもユリと同じクラス!
(ユリ)ほっぺ痛いってば。
(ナツミ)ユリがぐずぐずしてるから、時間経ってる。早くしないと遅刻しちゃうよ。
(ユリ)わっ、ホントだ。早くしないと。