「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2010年5月28日(金曜日)

・・・学校の教室:放課後

(ユリ)シャロンさん、先に帰っててくんない?

シャロン)その、わたくしはこれから生徒会の集まりがあるので、行かないといけないの。

(ユリ)シャロンさんも大変だね。

シャロン)ユリさんは、これからどうなさるおつもりですの?

(ユリ)勉強しようと思ってね、マロン先生のところに行ってこようかななんて。

シャロン)わかりましたわ。ではまた後ほど。

(ユリ)いってらっしゃ〜い。

(ナツミ)ユリー、一緒に帰ろう!

(ユリ)ごめーん、今日はダメなんだ。

(ナツミ)またダメなのー?

(ユリ)ちょっとわからないところがあって、勉強したいんだ。

(ナツミ)ユリってさ〜、わたしのことキライなんだ。

(ユリ)どうしてそうなるのよ?

(ナツミ)ルキアー、一緒に帰ろう。

ルキア)うん、いいよ。

(ユリ)わたしも早く行こうっと。

ユリはマロンのところに行った。

・・・美術室

(ユリ)失礼しまーす!・・・あれ、なんでサツキ先生いるの?

(サツキ)わたしはマロン先生とお話してたのよ。ユリさんは何の用なの?

(ユリ)マロン先生に質問したいことがあったから。

(サツキ)そうなんだ。ユリさんは勉強熱心だね。うふふ、感心感心。

(マロン)おや、ユリちゃんどうしたのかな?

(ユリ)マロン先生に質問したいことがあって、きました。

(マロン)わたしに質問?

(ユリ)ここがよくわからないので、教えてください。

(マロン)どうしようかなぁ…

(ユリ)もしかしてダメ?まさか、前にわたし小テストで0点だったことあったから?

(サツキ)そんなことあったの?それはだめだよ。

(ユリ)あはは、だいぶ前の話。今はちゃんと頑張ってるよ。

(マロン)じゃあユリさんのために、個人授業してあげよう。

(ユリ)ありがとうございます!

(マロン)授業始めるから席につこう!…って何やってんの?

(ユリ)気合い入れるために、体操服に着替えているんです。それとハチマキをしめてっと。

(サツキ)ユリさん、赤いハチマキして気合い入れてるんだ。わたしも受けてみようかなぁ。

(ユリ)先生待たせてごめんなさい。準備できました。

(マロン)おおー、ユリちゃんハチマキして気合い入っているね。

(サツキ)わたしも受けさせていただいてもいいですか?

(マロン)うーん、今日は特別だよ。それじゃあわたしの授業始めよう。起立!

(ユリ)お願いします!

(サツキ)よろしくお願いします。

(マロン)授業始めるぞー。