「QMA」STORY
魔法学校登校日誌 2010年6月11日(金曜日)
5時間目「文系学問」(担当:アメリア)
(アメリア)ほらー、チャイム鳴ったわよ。席につきなさい!
(シャロン)起立、礼、着席!
(アメリア)
今日は授業の前に先週みんなにやってもらった「小テスト」を返します。
成績が悪かった人は、おしおきですからね。まずはシャロンさん。
(シャロン)はいっ!
(アメリア)シャロンさん、頑張ったわね。パーフェクト、言うことなしね!
(シャロン)ど、どうです、驚きました?
(アメリア)実はそのことだけど、シャロンさんよりもびっくりした人がいたわ。
(シャロン)何ですって!?
(アメリア)次はユリさん、前に来なさい!
(ユリ)まさか、もしかして…。
(アメリア)その、まさかよ。あなたもやればできるじゃない。見直したわ。これからも頑張るのよ。
(ユリ)はーい。ヤッター、満点取ったぞー!
(シャロン)よかったわね、ユリさん。
(ユリ)ありがとう。席に戻ろう。
(シャロン)そうですわね。
(アメリア)
今度の小テスト満点は、シャロンさんとユリさんの2人でした。それじゃどんどん返していくわね。ユウくん!
(ユウ)ボク全部答えたんだけどなぁ。
(アメリア)もうちょっとで満点だったのに、惜しかったわね。
(ユウ)うーん、ここ間違えたんだ。
(アメリア)ナツミさん!
(ナツミ)はいっ!
(アメリア)まずまずの成績よ!間違えたとこ、ちゃんと復習しておくのよ。
(アロエ)ねぇユウくん、何点だったの?
(ユウ)ここ、1個間違えちゃった。
(アロエ)あたしの名前、なかなか出てこないなぁ…。
・・・
(アメリア)まだ名前が呼ばれてない人いるわね。正直に出てきなさい。
(アロエ)うーん…。
(ルキア)まさか、わたしまたなの?
(アメリア)そうよ、そのまさかなのよ。
(アロエ)やーん、あたし3つしかできなかったんだ。
(ルキア)ええっ?わたし2つだけじゃん!
(アメリア)他のみんなは5点以上取っているのに、あなたたち2人はどうしてできないの?
(アロエ)あたし頑張ったんだよ。許してよ〜。
(ルキア)わたしも頑張ったんだから。
(アメリア)とてもそうは思えないわ。もう、おしおき!
ピシャーン!
(アロエ)えーん、痛いよー。
(ルキア)痛ったーい!
(アメリア)授業始めるから、早く席に戻りなさい。