「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2010年7月8日(木曜日)

・・・シャロンとユリの部屋:夕方6時ごろ

(ユリ)わたしもいよいよ「賢者」なんだ…。

シャロン)ユリさん、あなたもうすぐ「賢者」になるようですわね。

(ユリ)もしかして、今の話聞いてた?

シャロン)もちろんよ。

(ユリ)うわぁー、まる聞こえだったんだ。

シャロン)「賢者」になっても頑張りなさいね。

(ユリ)それくらいわかってるって。それよりも、何か「ごほうび」ほしいなぁ。

シャロン)「ごほうび」?そんなものありません!

(ユリ)シャロンさんって冷たいんだ。ここまで頑張ったのに、わたしのことほめてくれないんだ…。

シャロン)ユリさん、すねないの。悪かったわね、何か考えましょう。

(ユリ)ホント?うれしいよ!

シャロン)暑いからひっつかないで!

(ユリ)じゃあ今度わたしひとりで行くもんね。ふーんだ。

シャロン)その、ユリさん、わたくしもご一緒したいわ。

(ユリ)どうしようかなぁ…。

シャロン)お願いいたします。

(ユリ)うーん…、やっぱりひとりで行きたいけどなぁ…。

シャロン)ひとりでなら、認めませんわよ!

(ユリ)じゃあ一緒に行こう!だったらいいよね?

シャロン)ご一緒させていただけるのなら、もちろんいいですわよ。

(ユリ)やったぁ!

シャロン
うれしいわ、ありがとう。あなたのことが心配なのよ。これからも勉強しに行くときはご一緒させてくださいね。

(ユリ)はーい。