「QMA」STORY
魔法学校登校日誌 2010年9月13日(月曜日)
放課後:教室
(ユリ)授業終わったから、早く帰ろう。
(ナツミ)ユリー、ガルーダ先生のところ行こう!
(ユリ)なんでよー。行きたくないってば。
(シャロン)ユリさん、ナツミさんと約束していたんでしょう?
(ユリ)いつ?どこで?わたしそんな約束してない!
(ナツミ)まーたワガママ言ってる…。ユリにいじわるしちゃおうかなぁ…。
(ユリ)それはイヤです。ごめんなさい。
(シャロン)ほら、さっさと行ってきなさい。
(ナツミ)ユリー、一緒に行こう!
・・・
体育教官室:
(ユリ)うわっ、本当に来ちゃった。
(ナツミ)早く中に入ろう。ノックして。
(ユリ)自信ないなぁ…。ガルーダ先生怒ってるだろうなぁ。
(ナツミ)何言ってんのよ!早くして!
ドンッ!
(ユリ)痛ったいなぁ。わかったから、そんなに押さないでよ〜。
コンコン
(ユリ)失礼します。
(ガルーダ)おう、どうした。何の用だ。
(ユリ)実はその、ベンチプレス壊したの、わたしです。ごめんなさい!!
(ナツミ)ユリ、悪気があって壊したんじゃないから、許してください!
(ガルーダ)お前ら、何言ってるんだ?
(ナツミ)えっ、怒ってないの?
(ガルーダ)あちこち傷みが目立ってきたから、新しいのに更新する予定だったんだ。
(ユリ)よかったぁ。許してくれるんだ。
(ガルーダ)世の中そんなに甘くないぞ。体操服に着替えて10分後にグラウンドに来い!
(ナツミ)わたしは関係ないよね。
(ガルーダ)お前もだ!来なかったら許さんぞ!
(ナツミ)やっぱり、先生怒ってる…。
(ユリ)ごめんね、付き合わせちゃって。
(ナツミ)それはわたしのセリフ。元はユリのせいだからね。
<この後、二人はトラックを走らされたのであった。>