「QMA」STORY
魔法学校登校日誌 2010年10月1日(金曜日)
・・・シャロンとユリの部屋:夕方5時半ごろ
(シャロン)ユリさん、お風呂掃除やっていただけないかしら?
(ユリ)えー、なんでまたわたしなのよ〜?たまにはシャロンさんもやってよ!
(シャロン)ユリさん、わたくしの言うこと聞かないの?
(ユリ)それよりも、じゃんけんしよう!
(シャロン)そんなのイヤです!
(ユリ)じゃあわたしもやらなーい。
(シャロン)それは困ります!仕方ないわね。1回勝負で負けた方がお風呂掃除を絶対すること。負けたからって恨みっこなしよ。
(ユリ)ここんところ、調子いいんだよねー。
(シャロン)あら、そんなのわたくしが必ず勝つに決まってますわ。
・・・
(ユリ)やったぁ、勝ったぁ!
(シャロン)そんなぁ…またわたくしの負けですの?
(ユリ)ということでシャロンさん、お風呂掃除お願いね。
(シャロン)しょ、しょうがないわね。
・・・30分後
(シャロン)こんなものでいいかしら。あとは水をかけるだけですわね。
<水をかけようと蛇口をひねってみるが水が出ない>
(シャロン)あら、いくらひねっても出ませんわね。そうそう、ユリさんを呼びましょう。ユリさーん、ちょっと来てくださらない!
(ユリ)どうしたの、シャロンさん?
(シャロン)蛇口をひねっても全然出ないのよ。
(ユリ)じゃあ真ん中のつまみ、逆にしてみたら?
(シャロン)こ、こうですか?きゃあっ!
(ユリ)あははは!
<真ん中のつまみを逆にしたとたんシャワーが勢いよく出てしまい、シャロンはびしょびしょになってしまった。>
(シャロン)はう〜、今日は運が悪いようですわ…。
コンコン
(ユリ)あ、誰か来たみたい。
<やって来たのはリエルだった。>
(リエル)シャロン様にお話があって参りました…わっ、どうかなさったんですか!
(シャロン)ちょっとうっかりしてたのよ。
(リエル)とてもそうとは思えませんわ。ユリさん、またシャロン様に悪いことしたんじゃないんですの?
(ユリ)わたし何もしてないってば。シャロンさんが困ってて教えてあげたら、こうなっちゃったんだ。
(リエル)本当ですか?
(ユリ)わたしウソなんて言ってない。
(リエル)それよりもシャロン様、早く着替えないと…。
(シャロン)そ、そうね。着替えましょうか。ユリさん、悪いのだけど、洗っておいていただけないかしら。
(ユリ)はーい。わかったぁ!