「QMA」STORY
魔法学校登校日誌 2010年11月26日(金曜日)
5時間目「文系学問」(担当:アメリア)
(アメリア)チャイム鳴ったわよ。席につきなさい!
(シャロン)起立、礼、着席!
(アメリア)あら、ルキアさんいないけどまたお休み?シャロンさん聞いてない?
(シャロン)わたくしに聞かれても困ります。そうですわ、ユリさんに聞いた方がいいと思いますわ。何か聞いているんでしょう?
(ユリ)わたしなーんにも聞いてない。
(ナツミ)ねえユリ、先生の前でウソをつくなんていけないよ。
(ユリ)だからホントに何も聞いてないってば!
(アメリア)ほらほら、口ゲンカしないの。おしおきするわよ!
(ユリ)あ、ルキアさんだったら、アロエちゃんに聞けば。だって部屋一緒だし。
(アロエ)うーんとね、ルキアちゃん「今日お休みする」って、言ってたよ。
(アメリア)困ったわね…もうすぐ「テスト」なのに。
(ユリ)ねえシャロンさん、最近ルキアさんアメリア先生の授業、よく休むよね。
(シャロン)わたくしも心配ですわ。
(ユリ)もしかして前に「小テスト」でひとりだけ悪い点数だったことあったから、そのこと気にしているのかなぁ。
(ユリ)わたしルキアじゃない!ユリだってば!!
(アメリア)そうだったわね。シャロンさん、ユリさん、授業始めますよー!前向きなさい!では教科書を誰かに読んでもらいましょう。アロエさん、お願いしてもいいかしら。あら、どうかしたの?
(アロエ)先生、教科書忘れちゃった。
(アメリア)教科書を忘れるなんていけないわ。もう〜、おしおき!
ピシャーン!
(アロエ)えーん、痛いよー。
(アメリア)仕方ないわね。ユウくん、隣のアロエさんに教科書見せてあげて。
(ユウ)はーい。アロエちゃん、ボクの教科書見せてあげるね。
(アメリア)アロエさんの代わりに誰に読んでもらおうかしら…シャロンさん、教科書の96ページの5行目から読んでください。
(シャロン)わかりましたわ、先生。