「QMA」STORY
魔法学校登校日誌 2010年11月28日(日曜日)
・・・シャロンとユリの部屋:夕方4時ごろ
<部屋にはシャロン・メディア・レイアの3人がいる>
(メディア)この紅茶おいしい。どこで買ったの?
(シャロン)リエルさんに頼んで、取り寄せてもらったのよ。
(レイア)お菓子もおいしいわね。
(シャロン)その、レイアさんにあげたいものがあるの。
(レイア)わたくしにプレゼント…?
コンコン
(ユリ)たっだいまー!あれ、シャロンさんが2人いる。それにピンクの髪の人、誰だったかなぁ。
<ユリが帰ってきた>
(メディア)お帰りなさい、ユリさん。
(ユリ)なんでわたしの名前知ってるの?
(メディア)もしかしてわたしのこと忘れちゃった?メディアよ。
(ユリ)メディア…さん?あ、病院の人だっけ?
(メディア)違うわ。わたしも生徒のひとりよ。
(ユリ)ふーん。そういえばさっきから気になるんだけど、なんでシャロンさんが2人いるの?
(メディア)はーい。ここで問題、シャロンさんはどっちでしょう?
(ユリ)見た目がおんなじだから全然わかんないや。
(メディア)どちらかがシャロンさんよ。ちゃんと考えてね。
(ユリ)ちょっと声が聞きたいなあ。
(メディア)わかったわ。ちょっと聞いてみましょうか。簡単に自己紹介してください。
(シャロン*実はレイア)わたくしはシャロン。優雅にいきますわよ。
(ユリ)声も一緒だ。どっちかなぁ。
(メディア)よーく考えてね。
(ユリ)うーん、どっちかなぁ…。わかったぁ!後の方がシャロンさんだと思う。
(シャロン)よくわかりましたわね。どうしてわかったの?
(ユリ)当てずっぽう、かなぁ。
(シャロン)でも、よくできたのでほめてあげます。
(ユリ)シャロンさん、横にいるそっくりさんみたいな人誰?
(シャロン)そっくりさんじゃないわよ。
(レイア)わたくしはレイア。以後お見知りおきを。
(ユリ)レイアさんっていうんだ。わたしはユリ、シャロンさんと同じクラスなんだ。
(シャロン)そういえばレイアさんに渡したいもの、すっかり忘れてましたわ。どうぞ、受け取って。
(レイア)あ、ありがとう。何ですの、これ?
(レイア)このようなものがあるんですの。ありがたく頂戴しておきますわね。
(シャロン)気に入っていただけてよかったわ。