「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2010年12月9日(木曜日)

・・・放課後:グラウンド

体操服姿のユリがひとりでトラックを走っている

(ユリ)はあっ、はあっ、あと3周…。

・・・5分後

(ユリ)はあっ、はあっ、終わったぁ。よしっ、次は腕立て伏せ100回!

(ナツミ)ユリ、体鍛えているんだ。

体操服姿のナツミが来ている

(ユリ)そうなんだ、ってナツミ?!なんでいるの?向こう行ってよ!

(ナツミ)またそんなこと言うんだったら、ユリとはしゃべってあげなーい。

(ユリ)それはイヤです。

(ナツミ)じゃあわたしも付き合わせて。

(ユリ)ダ〜メ。

(ナツミ)なんでよー。

(ユリ)今日はひとりでやりたいもん。そう決めたんだから。

(ナツミ)後でシャロンさんに言っちゃうよ。「ユリが練習に入れてくれなかった」って。

(ユリ)ええーっ、そんなことしたらわたし怒られちゃうじゃない。

(ナツミ)じゃあわたしも入れて。

(ユリ)しょうがないなあ。

(ナツミ)ありがとう。ユリはやっぱり友達だね。今のことは言わないでおくからね。ところで何するの?

(ユリ)そうだなぁ…まずはトラックを走ろう。

(ナツミ)さっき走ってたけど、大丈夫なの?

(ユリ)平気、平気。すぐ時間経っちゃうから、早く始めよう。