「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2010年12月10日(金曜日)

・・・図書館:放課後

アロエは、図書館で本を読もうと来ている。

アロエ)えーと、本どこにあるのかなぁ。あったぁ!でも高いところにあるよぉ。

アロエは高いところにある本を取ろうと、近くにあった踏み段を持ってくる。

アロエ)うんしょ、うんしょ、これで届くかなぁ。

アロエは踏み段に乗ってみるものの、手が届かない。

アロエ)うーん、高くて届かないよ〜。

(ユウ)アロエちゃん、何してるの?

アロエ)あ、ユウくんだ!あのね、あの本取りたいんだけど、手が届かないの。

(ユウ)ボクが代わりに取ってあげようか?

アロエ)うん!

ユウが踏み段に乗ってみるものの、あと少しのところで届かない。

(ユウ)困ったなぁ。もうちょっとなんだけどなぁ。

アロエ)ユウくんでも届かないなんて…。

(ユウ)アロエちゃん、お姉ちゃんだったら届くかも。呼んでくるからちょっと待ってて。

ユウはサツキを呼びに行った。数分後サツキを連れて戻ってくる

(サツキ)ちょっとユウ、図書館の中で走っちゃダメだよ。

(ユウ)それよりもアロエちゃんが困ってるから、早く来て。

(サツキ)しょうがないわね。

(ユウ)アロエちゃーん、お姉ちゃん連れてきたよー!

アロエ)あーっ、先生だ。

(サツキ)どうしたの?

アロエ)本を読みたいんだけど、高いところにあって手が届かないの。

(サツキ)わかったわ。わたしが取ってあげるね。

(ユウ)お姉ちゃん、気をつけてね。

(サツキ)アロエちゃん、どの本取って欲しいの?

アロエ)えーっと、その緑色の本。

(サツキ)これでいいの?

アロエ)そうだよ。

サツキが本を持って降りようとすると、着ている服の袖がすぐ横の本に引っかかり、落ちてきた。

アロエ)ユウくん、危ない!

ゴチン!

(ユウ)痛いっ!

アロエ)ユウくん、大丈夫?

(サツキ)ユウ、ケガしてない?

(ユウ)大丈夫だけど…お姉ちゃん、本落とさないでよ!

(サツキ)ごめんね。服の袖が引っかかっちゃったみたい。アロエちゃん、この本でいいのかなぁ?

アロエ)うん!この本読みたかったんだ。先生、取ってくれてありがとう。