「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2011年4月14日(金曜日)

・・・更衣室:休み時間

ルキア)ねぇユリさん、一緒に行こう!

(ユリ)今日の「体育」、何するか聞いてる?

ルキア)うーん、外でやることしか聞いてないけど…。

(ユリ)そうなんだ。

マラリヤルキアさん、あなた「ケガの相」が出ているわよ。

ルキア)うっそー!?わたしケガしちゃうのー?運動得意だから、そんなはずないと思うなあ。ユリさん、早く行こう!

(ユリ)オッス!

マラリヤ)あ〜あ、やれやれね。

シャロンマラリヤさん、どうかしたんですの?

マラリヤ)別に何でもないわ。ふふふ。

シャロン)何かありそうですわ。気になりますわね。

・・・6時間目:体育

今日の「体育」の授業はグラウンド

ピピーッ!

(体育の先生)はい、集合!今日は新学期1回目ということで、軽く走ってからみんなの50mのタイムを計ります!

(ユリ)ええーっ、タイム計るのー?!

アロエ)あたし足遅いのにぃ〜。やりたくないなあ〜。

(体育の先生)まずは軽く走りましょう。わたしの後についてきてください!

・・・

(体育の先生)では早速タイムを計りましょう。まずはシャロンさんから。

シャロン)ちょっと先生!なんでいきなりわたくしからなんですの?!普通、出席番号順ではなくて?

(体育の先生)ほらシャロンさん、早く出てきなさい。

シャロン)し、しょうがないわね。

(ユリ)シャロンさん、素直じゃないなあ。

シャロン)ユリさん、今何かおっしゃいました?

(ユリ)ううん、別に何でもないよ。

シャロン)わたくしが運動苦手なのを、みなさんに晒してしまいますわ。はう〜。

(体育の先生)ではシャロンさん、位置について、用意〜…

ピッ!

(ユリ)シャロンさん運動得意じゃないのに、頑張ってるじゃん。

(体育の先生)次、アロエさん、準備して!

アロエ)はーい。あたし頑張るもん!

・・・

(体育の先生)次はユリさん、準備して。

(ユリ)はーい。待ってました!

ルキア)あ〜あ、わたし一番最後じゃない。ユリさん頑張って!

(ユリ)おう!頑張るからね!

(体育の先生)じゃあ位置について、用意…

ピッ!

(ユリ)どりゃああああー!!

(体育の先生)…っと、ちょっとユリさん!どこまで行くの!戻ってきなさい!

(ユリ)あはは、本気になっちゃった。ごめんなさい。

(体育の先生)ユリさんって、結構足早いのね。見直しちゃったわ。

(ユリ)えへへ、そうかなぁ。照れるなあ。

シャロン)運動だけじゃなくて、勉強も頑張っていただきたいわね。

マラリヤ)わたしもそう思う。

(ユリ)ちょっと!わたし運動だけじゃなくて、勉強も頑張っているんだってば!!

(体育の先生)最後はルキアさん。位置について、用意…

ルキア)ユリさんになんか、負っけないんだから!

ピッ!

ルキアはゴールに向かって走った。ところがゴール直前で突然…

ルキア)わあっ、あ痛っ!

ルキアは突然転んでしまい、ケガをしてしまったようだった。

(体育の先生)ルキアさん、大丈夫?

ルキア)痛っ、痛たたた…。

(体育の先生)ルキアさん、立てる?

ルキア)痛っ、足捻っちゃったみたい。

(体育の先生)誰かルキアさんを保健室へ連れて行ってあげてください!

(ユリ)はいっ!

(体育の先生)じゃあユリさん、お願いね。

(ユリ)わかりました。

(体育の先生)他の人は体育倉庫からハードルを持ってきてください。

・・・

ルキア)ユリさん、付き合わせちゃって悪いね。

(ユリ)いいって。いいって。あ、ヒザすりむいてるじゃん。まず洗いに行こうか。

ルキア)ありがとう。