「QMA」STORY
「QMA」(マジックアカデミー・マジアカ・くま・熊)STORY
魔法学校登校日誌 2009年7月8日(水曜日)
<昨日、マラリヤとシャロンの二人で作った怪しい薬はシャロン・ルキア・ユリ・アロエと広がる。しかし思わぬことになろうとは、誰も知る由もなかった。>
・・・ユリの部屋
(ユリ)ふわぁ〜あ、よく寝た。ん〜、気持ちいい。あれ、部屋こんなに広かったかなぁ?まぁいいや、学校に行く用意をしないとね。
<ユリは、顔を洗うために洗面所へ行く。ふと鏡を見ると、ある意変に気づく。>
(ユリ)顔を洗って、歯磨きして、髪をといて・・・あれ〜?きゃあ〜わたしが小っちゃくなってる〜!
<昨日飲んだ薬の副作用で、ユリの身長が縮んでしまった。>
♪〜(ユリの携帯が鳴る)
(ユリ)も〜、誰だよ。こんなときに電話してくるの。今、手が離せないのにぃ〜。
・・・5分後
(ユリ)さっきの電話誰からだったんだろう?あ、ルキアからだったんだ。こんなときに電話してくるなんて何だよ!
<ユリは怒りつつも、ルキアに電話をかける。>
(ユリ)ルキア、おはよう。朝から電話してくるなんてどうしたの?
(ルキア)あ、ユリ。おはよう。うえーん!!
(ユリ)ルキア、なんて泣いているの?
(ルキア)なんかわからないんだけど、起きて鏡を見たらわたしが小っちゃくなってたんだ。
(ユリ)ええ〜っ、ルキアもなの?すぐ行くから待ってて。
(ルキア)うん、わかった。
<ルキアの部屋に行くユリ。行ってみると・・・>
・・・ルキアの部屋
(ユリ)ルキア、おはよう。さっき泣いてたけど、どうしたの?
(ルキア)鏡を見たらわたしが小っちゃくなってた。このままじゃ学校行けない。うえーん!
<そこにシャロンがやってくる。>
(シャロン)もう、朝から何なんです?このわたくしが・・・はうう〜。
(ユリ)えっと、誰だっけ?もしかして、シャロンなの?
(シャロン)そうですわよ。こんな姿では恥ずかしくて、学校に行けませんわ。ムキィーッ!!
(ユリ)シャロン小っちゃくて、カワイイ〜。お子様、子供っぽくってカワイイ〜。
<シャロンやルキアも薬の副作用で、身長が縮んでしまった。>
(シャロン)このままでは、学校に行けませんわ。
(ユリ)じゃあ今日は、学校休んじゃおう。
(ルキア)ユリ、それはダメだよ。
(シャロン)もし三人揃って学校お休みしたら、サボリだと思われてしまいます。今ちょうどテスト期間ですから、休むわけにはいきませんわ。何かよい方法を考えましょう。
(ルキア)そうだね。今テストやってるもんね。
<アロエがやってくる>
(アロエ)開いていたから、入っちゃった。ごめんね。
(アロエ)あたし、なんかね、大っきくなっちゃったの。今日学校に行けない。ユウくんに会えないよー。えーん!
(ユリ)今日は四人で、学校サボっちゃおう。
ポカ!パチン!(シャロンとルキアが、ユリをたたく。)
(ユリ)ぐすっ。痛い。何するのよ〜!
(シャロン)何かよい方法を考えて学校に行きましょう。時間がありませんわ。
(ルキア)わたしとシャロンとユリが小さくなって、アロエちゃんが大きくなって・・・あ、いいこと思いついた!みんなの身長計ろう!
(シャロン)ルキアさん、「身長を計る」って・・・。時間がありませんわよ。
(ユリ)ねえシャロン、ルキアが何かいい考え思いついたんじゃないのかなぁ。
<四人の身長を計ってみると、低い方からアロエ→ルキア→シャロン→ユリが、シャロン→ルキア→ユリ→アロエになっていた。>
(ユリ)シャロンが一番小さいんだ。シャロンお子様!チビ!子供!
(ルキア)ユリ、シャロンにそんなこと言って、後でどうなっても知らないよ。
(シャロン)ユリさん、後で覚えておきなさいね!
(ユリ)ねえルキア、どうするの?もうすぐ学校始まっちゃうよ。
(ルキア)えっとね、まずシャロンとアロエちゃんの服を替えよう。
(アロエ)うーん・・・わかった。
(ルキア)じゃあ、すぐに行って。
(ユリ)ルキア、一緒に学校サボっちゃおう。
ポカ!(ルキアにたたかれる。)
(ユリ)痛いじゃない。何するのよ〜!
(ルキア)ユリ、テスト受けたくないの?受けなかったら、補習受けないといけなくなるよ。
(ユリ)それはイヤ。
(ルキア)何かいい方法考えて、学校に行こう。
<薬の副作用で、大変なことになってしまったシャロン・ルキア・ユリ・アロエの四人。今日はとりあえず、それぞれ方法を考えて学校に行った。しかし明日は・・・>
この話は次回に続きます。