「QMA」STORY
「QMA」(マジックアカデミー・マジアカ・くま・熊)STORY
魔法学校登校日誌 2009年7月9日(木曜日)
<昨日、薬の副作用で体の大きさが変わってしまった、シャロン・ルキア・ユリ・アロエの四人。とりあえずそれぞれ方法を考えて学校に行った。今日は・・・>
・・・ユリの部屋
(ユリ)ふわぁ〜あ、ん〜、学校に行く用意をしようっと。
<ユリは、顔を洗うために洗面所へ。鏡を見ると・・・>
(ユリ)顔を洗って、歯磨きして、髪をといて・・・あれ?わたしってこんなのだったんだ。もしかして、昨日あったことって夢だったの?
<ユリの体は元に戻っていた。しかし気になるので、思いっきりほおをつねってみる。>
(ユリ)痛い。やっぱり夢じゃなかったんだ。うえーん!
(ルキア)ユリ、おはよう。一緒に学校行こう。なんて泣いているの?
(ユリ)ひっく、・・・ルキア?なんでここにいるの?
(ルキア)鍵開いてたから、入っちゃった。ごめんね。
(ユリ)ホントにルキアなの?
(ルキア)ホントだってば!信じてよ!ちょっとユリ、何するのよ!
<ルキアをあちこちさわって確かめるユリ。>
(ユリ)ホントだ。ごめんなさい。
(ルキア)用意できたら、一緒に学校行こう。
(ユリ)そういえば、シャロンはどうなったんだろうね。
<そのころシャロンの部屋では。>
・・・シャロンの部屋
(シャロン)どうしましょう。こんな姿ではとても恥ずかしくて、学校に行けませんわ。今日はお休みしようかしら。
<鏡を見て、今日は学校に行こうか迷っているシャロン。そこにルキアとユリがやってくる。>
コンコン
(シャロン)あら、誰か来たようですわ。すぐ開けますね。
(ユリ)え、シャロンどうしたの?うわぁ〜、小っちゃくて、カワイイ〜。お子様、子供っぽくってカワイイ〜。
<シャロンはまだ身長が縮んだままだった。>
(シャロン)このままでは、学校に行けませんわ。はうう〜。
(ユリ)じゃあ今日は、シャロン学校休んじゃうんだ。
(シャロン)今日までテストですから、休むわけには・・・。何かよい方法を考えましょう。
(ルキア)ねえシャロン、どうするの?もうすぐ学校始まっちゃう。昨日みたいに、アロエちゃんの服着て行ったらいいと思うなぁ。
(シャロン)しかたありませんわね。
<アロエの服を着るシャロン。そして三人で学校に行く。>
・・・教室
(ユリ)おっはよー。
(アロエ)あ、ユリちゃんだー。おはようございまーす!
(ユリ)おはよう。アロエちゃん。あ、元に戻ったんだ。
(アロエ)うん!起きたら戻ってたよ。ルキアちゃんも戻ったんだ。
(ユリ)シャロン?シャロンならここにいるよ。(シャロンの頭をぽんぽんたたく。)
(ユリ)シャロンがこのままずっと、ちっちゃいといいんだけどなぁ。
(アロエ)ユリちゃん、シャロンちゃんにそんなこと言って、後でどうなってもあたし知らないからね。
(ユリ)どうせいつものことでしょ。
(シャロン)ユリさん、覚えておきなさいね!
(ユリ)さあ、みんなでテストの予習しよう。
(アロエ)はーい。
(ルキア)そうだね。
(シャロン)・・・そ、そうですわね。
<ルキア・ユリ・アロエの三人は元に戻ったが、シャロンはそのままだった。明日になって・・・>
この話は次回に続きます。