「QMA」STORY
「QMA」(マジックアカデミー・マジアカ・くま・熊)STORY
魔法学校登校日誌 2009年10月10日(土曜日)
・・・シャロンとユリの部屋:夜10時ごろ
<シャロンとルキアが話をしている。そこにユリが帰ってくる。>
コンコン
(シャロン)はーい、どうぞ。
(ユリ)ただいまー。
(シャロン)ユリさん、お帰りなさい。
(ルキア)お帰り。ユリさん。
(ユリ)ルキアさんも来てたんだ。ちょうどよかった。ルキアさんに渡したいものがあるから、ちょっと待ってて。
(ルキア)ユリさんも、わたしにプレゼントくれるの?
<ユリはルキアに渡すプレゼントを取りに行った。ふと自分の机の方を見ると、上に置いてあるものが増えているのに気付く。>
(ユリ)ねえ、わたしの机に置いてあるの何?なんか増えているんだけど。
(ルキア)ユリさん、わたしに何くれるの?
(シャロン)ユリさん、ルキアさんがお待ちですわよ。早くしなさい!
(ユリ)ねえ、何なのよ〜。
(シャロン)ユリさん、早くしなさい!
(ユリ)はーい。すぐ行きまーす!
<ユリはルキアに渡すプレゼントを持ってきた。>
(シャロン)も〜、ユリさん、ルキアさんを待たせちゃダメじゃない。
(ユリ)ごめんなさい。今日はルキアさんの誕生日だよね。おめでとう。わたしからはこれあげるね。はい、どうぞ。
(ルキア)わあ〜、ありがとう。
(ルキア)ねえユリさん、ここで開けちゃってもいいかなぁ?
(ユリ)いいよ。実はもうひとつ、ルキアさんにあげたいものがあるんだ。どうぞ。
(ルキア)ありがとう。誰からなの?
(ユリ)ルキアさんの身近な人だよ。
(ルキア)全然わかんないよ〜。
(ユリ)「赤い髪」の人だよ。
(ユリ)違うよ。実はね、レオンくんが「渡しといて」って預かっていたんだ。
(ルキア)レオンくんがわたしに、プレゼントくれるなんて信じられない。
(シャロン)ルキアさん、思いもよらない人からもらえるなんてうれしいじゃない。
(ユリ)早く中開けてみよう。
(ルキア)そうだね。
ガサガサ、ゴソゴソ・・・
(ルキア)あ!
(ユリ)何?何?
(ルキア)じゃーん!見てー!
(シャロン)あら、タオルですわね。
(ユリ)レオンくん、ルキアさんのこと考えて、選んでくれたんだ。
(ルキア)うれしい〜。とってもうれしいよ!
(ユリ)よかったね。
(シャロン)ユリさんは何をあげたんですの?
(ルキア)じゃあ開けちゃうね。・・・何これ?
(ユリ)ヘアバンドだよ。運動したら汗かくから、それで前髪を上げるんだ。
(ルキア)それをわたしにくれるんだ。ありがとう、ユリさん。
(ユリ)わたしも同じのを色違いで買ったから、お揃いかなぁ。そういえばわたしの机の上に置いてあるものって何なの?
(シャロン)ユリさんの晩ご飯です。
(ユリ)「わたしの晩ご飯」って、シャロンさんやルキアさんは、いらないの?
(シャロン)わたくしは、結構ですわ。
(ルキア)ご飯食べてきたから、いらないよ。
(ユリ)じゃあ、わたし食べちゃうね。