「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2009年12月12日(土曜日)

・・・シャロンとユリの部屋:朝6時半ごろ
ユリはもう起きているが、シャロンはまだ寝ている。

(ユリ)ふわぁ〜。う、う〜ん・・・。早く着替えようっと。ヤンヤンさん「ワタシと同じ格好で来て」って言ってたけど、何でだろう?

ユリはヤンヤンと同じような格好に着替えた。

(ユリ)こんなのでいいのかなぁ・・・。

シャロン)ユリさん、こんな朝早くから何をなさってるの?

(ユリ)あ、シャロンさん起きちゃったんだ。

シャロン)うふっ、よく似合ってますわよ。

(ユリ)じゃあわたし、そろそろ行ってくるねー。

シャロン)ちょっと待ちなさい!こんな朝早くからどこに行かれるんですの?

(ユリ)シャロンさんには関係ないってば。

シャロン)ユリさん、わたくしにナイショでコソコソなんていけませんわ。

(ユリ)だから離して!もう行かないといけないんだから。

シャロン)ユリさん、正直におっしゃったら、行ってもいいですわよ。

(ユリ)ヤンヤンさんが「一緒に運動しよう」って。

シャロン)そうなんですの。わたくしもご一緒していいかしら。

(ユリ)いいと思うけど・・・ひとつ条件があるよ。

シャロン)「条件」って何ですの?

(ユリ)「ヤンヤンさんと同じ格好」だよ。

シャロン)「ヤンヤンさんと同じ格好」ですって?

(ユリ)そうだよ。

シャロン)実はその、わたくしもヤンヤンさんと同じ格好をしてみたくなって、購買部で買っていたんですのよ。

(ユリ)じゃあ、わたしと同じように着替えて。

シャロン)わかりましたわ。少し待っててくださいね。

・・・10分後

シャロン)お待たせしましたわ。

(ユリ)わっ、シャロンさん似合ってるじゃない。

シャロン)では参りましょう。ヤンヤンさんお待ちかもしれませんから。

(ユリ)シャロンさん、早く行こう。

シャロン)玄関すぐそこですから、そんなに急がなくてもいいのでは?

(ユリ)あはは、そうだったね。

こうしてシャロンとユリは一緒に外に行った。> 

・・・学生寮の玄関

(ユリ)シャロンさん、早く外に出ようよ〜。

シャロン)誰かきましたわよ。

ヤンヤン)しまた〜!遅くなってしまたアル!

(ユリ)ヤンヤンさん、おはよう。

ヤンヤン)その声はクラスで一番頭が悪い、ユリさんアルネ。

(ユリ)ヤンヤンさん、ひどいよ〜。わたしいっぱい勉強頑張っているのに〜。

シャロン)でも本当のことじゃない。ほら怒らないの。

ヤンヤン)ユリさんの横にいるの、誰アルか?

(ユリ)誰?って、シャロンさんだよ。

シャロン)おはようございます、ヤンヤンさん。

ヤンヤンシャロンさんだたアルか。すまないアル。

(ユリ)わたしもシャロンさんも、ヤンヤンさんと合わせてみたんだけど、どうかなぁ・・・。

ヤンヤン)上出来アル。ワタシも用意できたから行くアルヨ。

(ユリ)ねえヤンヤンさん、こんな朝早くから何やるの?

シャロン)ユリさん、ヤンヤンさんについていきましょうね。

こうして3人は外に行った。