「QMA」STORY

魔法学校登校日誌 2010年3月12日(金曜日)

・・・シャロンとユリの部屋:夕方5時ごろ

(ユリ)今だったら、シャロンさん気付かないや。そっと、そーっと。

シャロン)ユリさん、どこに行かれるんですの?

(ユリ)ギク!

シャロン)わたくしにナイショで外に行くなんてこと、絶対に認めませんわよ。

(ユリ)あはは、ちょっと用事で。

シャロン)ダメです。認めません!正直におっしゃったら、行ってもいいわよ。

(ユリ)えー、シャロンさんに言わないといけないのー?

シャロン)当たり前です!もしわたくしが何も言わずに出ていってしまったら、どう思いますか?

(ユリ)シャロンさんのことが、心配になっちゃう。

シャロン)そうでしょう?じゃあ、どこに行くのかちゃんと言えますわね。

(ユリ)その・・・インターネット見て、気になって行ってみたくなって・・・電車の切符を買いに行きたくて・・・。

シャロン)ふーん、そうなんですの。じゃあ行ってもいいですけど、できればご一緒してもいいかしら?

(ユリ)なんで?うーん・・・いいよ!

シャロン)ありがとうございます!実はわたくしも、行く用事があったんですのよ。

(ユリ)何の用事?

シャロン)買い物ですわ。いろいろ買う物があるので、付き合ってください。